スタイリッシュな内外装が自慢の新型プジョー208が日本上陸【新型プジョー208/e-208発売開始】

■100%電気自動車の新型プジョーe-208も登場

2020年7月2日、プジョーからBセグメントのコンパクトカー・新型プジョー208/e-208が発表・発売されました。

プジョーの主力モデルであり、ピュアEVの「e-208」も含まれていることもあり、オンライン(YouTube Premire)での新型車発表会も行われました。

新型プジョー208
新型プジョー208、100%電気自動車のe-208が日本で発売を開始

最近のGroupe PSAが送り出す新型モデルは、以前お伝えしたシトロエンC4もそうですが、内外装のデザインで冴えを見せているように感じます。

新型プジョー208
新型プジョー208のオンライン発表会

個人の好みはあるとはいえ、新型プジョー208もかなりカッコいいと評価されそうな外観が目を惹きます。エクステリア、インテリア、装備などの詳細については、別の記事で取り上げます。まずは、アウトラインから。

新型プジョー208
新型プジョー208のリヤビュー

まずボディサイズは、全長4095×全幅1745×全高1445mm(Allure)、ホイールベースは2540mm。Bセグメントのベンチマークと評されることの多いフォルクスワーゲン・ポロは、全長4075×全幅1750×全高1440mm。Bセグメントのワイド化をもたらしたといえるルノー ルーテシアは、全長4095×全幅1750×全高1445mm。

フランス勢同士では、新型208がルーテシアよりも5mm短いだけで、日本仕様値は同じ。

■CHAdeMO(チャデモ)急速充電に対応、約50分で80%まで充電

新型プジョー208のプラットフォームは「CMP (Common Modular Platform)」。DS 3クロスバックなどと同じ 最新世代の車体が使われています。

パワートレーンは、ガソリンモデルが定評ある「PureTech」と呼ばれる1.2Lターボエンジン。組み合わされるトランスミッションは、EAT8と呼ぶ8速ATです。最高出力は100ps・最大トルクは205Nm。GPF(ガソリン・パーティクル・フィルター)の装着により、排ガスのクリーン化と共に燃費はJC08モードで約7%向上し、19.5km/L(JC08モード)を達成。

新型プジョー208
新型プジョーe-208の充電風景

100%電動パワートレーンの新型プジョーe-208は、50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。Bセグメントではかなりの大容量で、モーターは最高出力が100kW(136ps)・最大トルクは260Nmに達します。自然吸気ガソリンエンジンで2.6L相当という最大トルク260Nmのスタートと同時に発揮。さらに、3つのドライビングモードが用意されています。

新型プジョー208
50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載

「Sport」はパフォーマンスとフィーリングにプライオリティをおき、100kw/260Nmというスペックを提供。「Nomal」は通常モードで、日常走行時の快適性を確保し、80kw/220Nmというアウトプット。「Eco」モードにすると航続距離の最大化が図られ、60kw/180Nmという数値になります。

新型プジョー208
新型プジョー208のインテリア

充電は、CHAdeMO(チャデモ)急速充電を使うと約50分で80%まで充電が完了。また、コンセント型普通充電車両に標準搭載されている3kW 15Aの200Vケーブルでは、100%の満充電まで約18時間、50km充電まで約4時間弱。ウォールボックス型普通充電の6kW/200Vの「ウォールボックス型普通充電器」を使うと、100%の満充電まで約9時間。50km充電は約2時間弱。

新型プジョー208
リヤクォーターピラーの「e-208」専用ロゴマーク

気になる航続距離は、WLTPで最大340kmの航続距離を実現するそう。なお、JC08モードは後日公表されます。

エアコンと連動する液冷式ヒートポンプにより、バッテリーの温度を最適に管理し、効率的な急速充電と長い航続距離そしてバッテリーの長寿命化を実現しているそう。これらにより、バッテリー寿命は8年間または16万kmの走行を保証。

新型プジョー208
新型プジョー208のオンライン発表会

新型プジョル208の価格は、1.2L直列3気筒ガソリンターボを積む「NEW 208 Style」が239万9000円、同「NEW 208 Allure」が259万9000円、同「NEW 208 GT Line」が293万円。

ピュアEV(バッテリーEV)の「NEW e-208 Allure」が389万9000円、「NEW e-208 GT Line」が423万円となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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