目次
■SUVらしいアグレッシブなエクステリアに刷新
2015年11月に発表されたベントレー・ベンテイガのビッグマイナーチェンジモデルが、英国のクルー本社から発表されました。
発売から2万台以上のベンテイガが生産され、超高級ブランドによるSUV参入の先駆け的存在として確かな実績を築き上げています。
新しいエクステリアデザインは、ベンテイガのデザインDNAが受け継がれ、インテリアでは最新のオンボードテクノロジーが採用され、より魅力的なキャビンを実現したそう。
ベントレーが掲げる新ブランド戦略である「Beyond 100」のもと、送り出される最初のモデルになります。
新型ベンテイガの見どころは、まずはエクステリア。第3世代のコンチネンタルGTや新型フライング・スパーなどと同様に、新しいデザイン言語からインスピレーションを得たというダイナミックな外観に仕上げられています。
フェイスリフトを含めて、よりすっきりとしたモダンな仕立てになっています。
■内外装を大幅にリフレッシュ
アグレッシブなマトリックスグリルは直立基調になり、新しいLEDマトリックスヘッドランプなどの最新技術を投入。同じく力強さが強調されたフロントバンパーも特徴的。
機能面では温水式ウェットアームワイパーが初めて採用され、各アームには22個のウォッシャージェットが装備されます。
リヤも刷新されています。新しいワイドなテールゲート、分割式のテールパイプもワイドでハイパフォーマンスであることを主張。
リヤのトレッドが20mm拡大したことで、ダイナミックな走りを実現するとともに、ホイールアーチの位置も変更するという大幅な改良により、スタンスを改善したそう。
アルミホイールもベンタイガ独自の新デザインになっています。新デザインの22インチホイールは2タイプの仕上げから選択可能で、ホイールデザインの数は5種類に増え、いずれも同モデル独自の意匠となっています。
そのほか、ボディカラーでは、ダークなメタリックグリーンの「ヴィリディアン」と高級感のあるミッドトーンのオフホワイトの「パティーナ」の2つの新色を追加。
■新型ベントレー・ベンテイガのインテリア
インテリアも大幅に見直されていて、インパネとステアリングホイールのデザイン変更をはじめ、ドアトリムの見直し、新型シートなどが用意されています。さらに、リヤシートのスペースも大幅に拡大されていて、足元スペースは、最大100mm拡大されたそう。
さらに、次世代のインフォテインメントシステムも用意され、10.9インチのディスプレイや新型ナビゲーションのほか、「Apple CarPlay」「Android Auto」にも対応。
リヤシートの乗員向けには、大型タッチスクリーン・リモート・コントロール・タブレットが新たに用意されます。そのほか、USB-Cデータポートとワイヤレス充電、SIMも内蔵されるなど、コネクティビティや利便性の向上が図られています。
また、ベントレー初となる「ダークティント・ダイヤモンド・ブラッシュド・アルミニウム・トリム」が採用されたほか、上位グレードには新しいキルティングデザインも追加。シートにはマイクロパイピングのディティールが新たなオプションとして追加されるなど、ベントレーにふさわしいラグジュアリーな空間になっています。
パワーユニットは、ベンタイガV8をはじめ、プラグインハイブリッドとW12エンジン搭載の「スピード」が英国では2020年内に発売されるそう。
V8の4.0Lガソリンツインターボは、最高出力542bhp(550PS)を発生し、最大トルク568lb.ft(770Nm)を発揮します。なお、日本での発売時期などの詳細は明らかにされていません。
(塚田勝弘)