■M235i xDriveは2.0リットル直列4気筒搭載、305ps発揮
BMWが開発中の新型「2シリーズ アクティブツアラー」プロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。
次期型アーキテクチャには、「1シリーズ」新型でデビューした「FAAR」FWDプラットフォームを採用。剛性が高められるとともにドライビング・ダイナミクスが大幅に向上、安全性能も挙がります。
現行モデルと比較してBピラー以降のルーフラインがよりラウンドし、クロスオーバーからのスタイリングキューが組み込まれることが特徴となるほか、リアウィンドウラインを高くすることでスポーティさが演出されます。さらにホイールベースが延長され、3列シートがオプション設定されると予想されています。
市販型では大型グリルや「i4」風のドアハンドルを装備、サイドミラーがAピラーからドアへ移動されます。今回捉えたプロトタイプは、これまでの開発車両よりボディがローダウンされており「M Sport」モデルの可能性もありそうです。
キャビン内では、コンセプト「iNext」を彷彿させるデュアルデジタルディスプレイを装備。スイッチ風ギアシフターが見てとれるほか、ヘッドアップディスプレイやジェスチャーコントロールなども搭載するといいます。
パワートレインは、最高出力140psを発揮する1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン、最高出力150psおよび190psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンのほか、最高出力305psを発揮するM Sportをラインアップ、ゲトラグ製8速DCTトランスミッションと組み合わされます。
最新情報では、最高出力116psを発揮する1.5リットル直列3気筒ディーゼルエンジン搭載の「216d」が廃止される可能性があるようです。
駆動方式は標準で前輪駆動が設定されますが、四輪駆動も濃厚で、早ければ2020年内のワールドプレミアが期待できそうです。
(APOLLO)