■「GT3」より高いダウンフォースと空力定格を装備。最高出力は830hp以上
ランボルギーニは、フラッグシップモデル「アヴェンタドール」をベースとする新型レーサー「SCV12」プロトタイプを世界初公開しました。
この新型レーシングマシンは、同社のモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」によって手がけられたトラック専用モデルです。
ランボルギーニGTの技術を投入、「GT3」より高いダウンフォースと空力定格を備えているほか、ロングフードには巨大なデュアルエアスクープ、ルーフにもエアインテークを装備しています。フロントスプリッターやサイドシルの垂直フィンにより、レーシーなエクステリアを際立たせています。
ボンネットの下には自社開発の自然吸気V型12気筒エンジンを搭載。ランボルギーニCEOは「高速での空力的な過給により、最高出力は830hpを超える能力がある」と語り、ランボルギーニ史上最強のV12エンジンと噂されています。
シャーシはカーボンファイバー製で、パワーと重量の比が非常に優れているといいます。
V12は、プッシュロッドリア・サスペンションシステムが直接取り付けられたシーケンシャル6速ギアボックスと組み合わされます。足回りにはフロント19インチ・リア20インチのマグネシム合金ホイールに、専用開発されたピレリ製タイヤが装着されます。
生産はランボルギーニ本社のあるサンターガタ・ボロネーゼで行われ、今夏の終わりにワールドプレミアされる予定です。
(APOLLO)