■4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載で最大612馬力
メルセデス・ベンツは、「Eクラス」改良型のハイパフォーマンスモデルとなるAMG「E53」セダン&ステーションワゴンをすでに発表していますが、その上位モデルとなるAMG「E63」セダンをニュルで激写しました。
両プロトタイプともフロントエンドに偽装テープを貼り、グリルの「スリーポインテッド・スター」「V8 BITURBO 4MATIC+」のバッジを隠すのみでほぼフルヌード状態です。
E53改良型同様、垂直スラットを備えるパナメリカーナグリル、「CLS」風LEDデイタイムランニングライト、改良されたエアインテークを備えるほか、リアエンドでは、トランクリッドにまで伸びるワイドなテールライト、現行モデルにあるディフューザーのセンターフィンが削除されています。
クワッドエキゾーストパイプは、現行型では2つのチップが同じ排気フィニッシャー内に収納されているのに対し、改良型では分割されています。足回りではホイールデザインを刷新するほか、室内ではMBUXインフォテイメントシステムのアップデートがなされます。
現行モデルはパワートレインに4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は571ps、最大トルク750Nmを発揮。「E63 S」では最高出力612ps、最大トルク850Nmを発揮しますが、改良型では排出ガスレベルが下げられるか、出力がアップされる可能性もありそうです。
E63改良型のワールドプレミアは、今後数週間以内に行われると予想されます。
(APOLLO)