■プロトタイプが公式リーク。伝統のV8で525馬力発揮
フォードは、アメリカを代表するマッスルカー「マスタング」に、高性能モデル「マッハ1」を設定すると公式発表していますが、そのスペックが明らかになりました。
マッハ1は、1969年に2代目マスタングに設定されたパフォーマンスモデルで、強力な馬力と強化サスペンションを装備、1971年に映画「007/ダイヤモンドは永遠に」、1974年には映画「バニシングin 60」などに起用されるなどで人気を博しました。
その後1974年に2代目が登場するも生産中止。2003年には一度復活を遂げましたが再び姿を消しています。
しかし、2021年モデルとして再復活することが確定するとともに、開発車両が公式リークされ、そのスペックに注目が集まっています。
公開されたプロトタイプは、他マスタングモデルと比べフロントエンドが変更されています。
グリル両サイドには大きな2つの円形開口部を配置、その間にメッシュパターンを持っています。またGTに対抗してコーナーエアインテークを拡大、リップスポイラーを装備しています。
キャビン内にはロールケージを配置、「スパルコ」レーシングシートも確認できます。
ホイールの画像では、大きなキャリパーを備えるブレンボ製ブレーキを装着、ミシュランパイロットスポーツカップ2タイヤ、複雑なパターンのスポークを持つブラックホイールが見てとれます。
リアエンドでは、大径のクワッドエキゾーストパイプ、急な角度を伴う大型のウィングを装着。中央にリップがあり、かなりアグレッシブです。
公式発表はされていませんが、パワートレインは5.0リットルに伝統のV型8気筒エンジンを搭載。最高出力525ps・最大トルク610Nmを発揮すると予想されています。
新型マッハ1のワールドプレミアは今年後半と思われます。
(APOLLO)