1998年と2000年、ちょっと懐かしいクラウン・パトカーが完全限定生産のミニカーで登場

■神奈川県警察交通部交通機動隊車両と警視庁高速道路交通警察隊車両(覆面・紺)の2台

ミニカーのコレクターには、トミカのコレクターや自分が乗ってきた愛車、好きなクルマやブランドを銘柄やサイズ関係なく集めるなど、いろいろな人がいそうです。

中にはパトカーや救急車を集める人もいるかもしれません。

ミニカー RAI’S
ミニカーの「RAI’S」シリーズ。

ミニカーのオリジナルブランド「RAI’S」を手がけるヒコセブンは、ちょっと懐かしいミニカーを発売します。

同シリーズは、警察車両をメインとするシリーズで、各県や車両ごとに違う県警文字の書体から、コールサイン、車体内部のナビ画面や無線機といった装備の細部に至るまでモデルカーでできる限り再現。実車に存在しない車両は、モデル化しない完全限定生産ブランドです。

ミニカー 「RAI’S」
白黒のパトカーはまだフェンダーミラーが採用されていた

今回販売されるのは、ダイキャスト製1/43スケール(約11cm)のトヨタ・クラウン (JZS155Z) 2000 神奈川県警察交通部交通機動隊車両(407)と、トヨタ・クラウン (JZS155Z) 1998 警視庁高速道路交通警察隊車両(覆面 紺)の2台。2020年6月9日から直営店の「モデルギャラリーHIKO7」、全国模型取扱店で予約が開始されました。

ミニカー 「RAI’S」
「1/43 トヨタ クラウン (JZS155Z) 2000 神奈川県警察交通部交通機動隊車両(407)」

「1/43 トヨタ クラウン (JZS155Z) 2000 神奈川県警察交通部交通機動隊車両(407)」は、現在のクラウンパトカーの原点ともいえるモデルで、全国の県警に配備されています。今回、ヒコセブンが15系クラウンの交通パトカー2種をモデル化。

MTのクラウンはこのモデルで最後だそうで、警ら用ではATが採用されるようになっています。V字型の赤色灯が採用されたのもクラウンから。

警ら用と交通用で外観上の違いはないものの、搭載されているエンジンの排気量が異なっています。この神奈川県警察のミニカーは、後期型の交通機動隊車両です。

前期と後期ではウィンカーの位置が変わり、ウインカーはヘッドライト内に収まっていたのが、フェンダーに装着されています。後期型から採用されたV字の赤色灯や前面赤色灯、Aピラーの補助ミラーなどが装備されています。ちなみに、白黒のパトカーではまだフェンダーミラーが採用されていた時代です。

ミニカー RAI’S
「1/43 トヨタ クラウン (JZS155Z) 1998 警視庁高速道路交通警察隊車両(覆面 紺)」

「1/43 トヨタ クラウン (JZS155Z) 1998 警視庁高速道路交通警察隊車両(覆面 紺)」は、前期型の警視庁高速道路交通警察隊で運用されていた紺色の交通覆面車両。

交通覆面車両特有のグリル内の赤色灯や天井の反転式赤色灯などが再現されています。そのほかにも2段になったルームミラーやトランクにはTLアンテナが装備されています。

価格は、両モデル共に6,930円(税込)で800台限定。なお「RAI’S」シリーズは、1度限りの限定生産モデルになります。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

モデルギャラリーHIKO7
https://www.hiko7.com

取扱模型店一覧
https://www.hiko7.co.jp/original3.html

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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