■輸入車初の最高評価「ASV+++(トリプルプラス)」に輝く
フォルクスワーゲンのBセグメントモデル「ポロ」は、2017年のユーロNCAPにおいて最高評価の5つ星を獲得しています。評価の内訳は成人乗員保護性能が96%、子ども乗員保護性能が85%、歩行者保護性能が76%、セーフティアシストが59%。
このほどフォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、VWポロが2019年度自動車アセスメント(JNCAP)において予防安全性能評価の最高評価となる「ASV+++(トリプルプラス)」を輸入車で初めて獲得したと発表しました。
JNCAPは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)がクルマの安全性能を評価・公表しています。なかでも予防安全性能評価に関しては2018年度より「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」の夜間(街灯のある条件)評価を、2019年度からより暗い「街灯のない条件」での評価が追加されています。
その中でポロは、2019年度の「予防安全性能評価」において「対車両衝突被害軽減ブレーキ」や「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」での高評価に加えて、2019年度から追加された「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ(夜間/街灯のない条件)」でも高い評価を獲得し、予防安全性能評価で最高評価の「ASV+++(トリプルプラス)」を獲得。
同モデルは、今回の2019年度自動車アセスメントでの試験後、2020年3月に「セーフティパッケージ」にレーンキープアシストシステムの“Lane Assist”を追加するなど、安全性向上に余念がありません。
ヨーロッパと日本の自動車アセスメントの両方で高い評価を得たVWポロ。「MQB」モジュールを使って仕立てられた現行型は、フォルクスワーゲンらしい直進安定性の高さや剛性感のある走りが美点で、安全性の高さも魅力になっています。
(塚田勝弘)