4代目レクサスISのリヤコンビランプは流行の横一文字!!

■4代目も欧州スポーツセダンがライバルになる!?

アルテッツァの系譜を受け継ぐ初代レクサスISは、ヨーロッパ、北米、日本などに投入され、欧州DセグメントとしてBMW3シリーズ、Cクラスなど主にFR系セダンと比較されることの多いモデルです。

生産終了が発表されたGSが北米寄りの香りが漂うセダンなのに対して、ISは欧州スポーツセダンを意識して送り出されてきたのは間違いないでしょう。なお、日本のレクサスは2005年8月に導入されています。

レクサス IS
新型レクサスISのリヤビュー

1999年生まれの初代ISは、4.5mを切る全長、1.7m台前半の全幅と比較的コンパクトなサイズでした。2.5Lの直列4気筒、3.5L V6エンジンに6ATが組み合わされ、駆動方式はFRだけでなく4WDも設定していました。

レクサスIS
2代目レクサスIS

2005年に日本で発売された2代目ISは、全長が4.5mを超え、全幅も1.8mに迫るなど、他のライバルと同様にボディサイズを拡大。

レクサスGSなどとプラットフォームを共有しながらもショートホイールベースや専用サスペンションにより、軽快感のあるハンドリング性能をウリとしていました。

さらに、スポーツバージョンのIS F、2ドアのコンバーチブルモデル(電動開閉式ハードトップ)であるIS Cなどのユニークなモデルも用意されていました。

レクサスIS
レクサスIS250C(2009年)

4.6m中盤を超えた全長、1.8m超となった全幅など、3代目はさらに大きくなり、2013年に日本で発売されました。パワートレーンでは、2.5L+モーターのハイブリッドがIS初搭載され、2.5L、3.5Lガソリン仕様も引き続き設定されていました。

スポット溶接に変わる溶接技術の「レーザースクリューウェルディング」が採用されるなど、ボディ剛性の強化も図られるなど、欧州勢に対抗しうる走りを獲得。また、後席フットスペースの拡大や車線逸脱警報などの先進安全装備も用意されました。

レクサスIS
現行レクサスIS(特別仕様車のI Blue)

そして、4代目となる新型レクサスISは、2020年6月10日(水)、オンライン上でワールドプレミアされる予定でしたが、米国発のデジタルカンファレンスを延期するとアナウンスされました。ことといたしました。なお、代替日程など、詳細は後日改めて発表されるそうです。

1枚だけ先行公開された写真は、流行の横一文字のリヤコンビランプが映し出されています。キャビンは内側に絞り込まれていて、フェンダーアーチのカーブを抱いた膨らみも目を惹きます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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