■「ライオンプロジェクト」が着々と進行中。800ps超で0-100km/h加速は3秒以下
ポルシェが開発をしていると見られる「カイエン」最強モデル「カイエンクーペGT」または「カイエンクーペGTS」の市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで初の高速テストを開始しました。
ほぼフルヌード状態のプロトタイプではありますが、リアには「911GTS」風2つのセンターマウントエキゾーストパイプと、コーナーに台形のフェイク排気口が装着されており、これが生産仕様のバンパーでないことがわかります。
フロントエンドにはポルシェのブランド・アイデンティティ、4ポイントヘッドライトや6つの大きな吸気口を装備し、「カイエン ターボS E-ハイブリッド クーペ」と同じデザインが見てとれます。
撮影したカメラマンによると、社内で「ライオンプロジェクト」と呼ばれるプロトタイプは「途方もなく速かった」といい、その高性能ぶりが予想されます。
それもそのはず、パワートレインは現行型カイエンクーペターボの最高出力541ps・最大トルク770Nm、0-100km/h加速3.7秒のパフォーマンスに対し、ライオンプロジェクトでは「パナメーラ ターボS-Eハイブリッド」から流用される4.0リットルV型8気筒+電気モーターのプラグインハイブリッドを搭載。
最高出力はカイエン史上最強となる800ps以上、0-100km/h加速は3秒以下と噂されています。
カイエンクーペGT/GTSのワールドプレミアは不明ですが、最速で2020年内のデビューも期待できそうです。
(APOLLO)