日産デイズが2019年度のJNCAPで予防安全・衝突安全の両性能評価で最高評価を獲得

■予防安全性能評価の「ASV+++」、衝突安全性能評価の「ファイブスター賞」を受賞

日産デイズ ハイウェイスター
JNCAPで高い評価を得た日産デイズ ハイウェイスター

令和元年度(2019年度)の「自動車アセスメント(JNCAP)」の評価結果が日本自動車事故対策機構(NASVA/ナスバ)から公表されました。2019年度のJNCAPは予防安全性能評価(141点満点)、衝突安全性能評価(100点満点)に大別されています。

日産自動車は、2020年5月27日、軽自動車のデイズが2019年度自動車アセスメント(JNCAP)において、予防安全性能評価で最高評価となる「ASV+++(トリプルプラス)賞」を、衝突安全性能評価で最高評価となる「ファイブスター賞」を獲得したと発表しました。予防安全・衝突安全の性能評価において最高評価を得たことになります。

日産 デイズ
予防安全性能、衝突安全性性能で高い評価を得た日産デイズ

日産デイズは、存在感抜群のフロントマスク、ルーミーなキャビンなどが特徴で、軽自動車として初めて採用された日産の運転支援技術「プロパイロット」や事故自動通報システム「SOSコール」などがユーザーから高評価されているそうです。なお、2018年度にはJNCAPにおいて先進事故自動通報システム(AACN・日産「SOSコール」)の装備が評価されています。

予防安全性能評価は、2018年度から「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」の夜間(街灯のある条件)評価が開始されています。さらに、2019年度からはより暗い「街灯のない条件」へと評価条件を拡大。衝突安全性能評価では2018年度からダミーや衝突バリア(台車)の変更など、さらに厳しい評価になっています。

こういった評価内容の厳格化はJNCAPだけでなく、世界でも厳しいとされているユーロNCAPなども含めた世界的な流れになっています。

そんな中評価された日産デイズ(試験車両:ハイウェイスターX 2WD/ハイウェイスターX プロパイロットエディション 2WD、日産オリジナルナビゲーション装着車)は、既述のとおり、2019年度の「予防安全性能評価」において、軽では最高得点となる132.0点(141点満点中)で最高評価の「ASV+++」を得ています。また「衝突安全性能評価」は86.5点(100点満点中)で、最高評価の5つ星である「ファイブスター」を獲得しています。

日産デイズの先進安全装備は、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、LDW(車線逸脱警報)、踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)などが全車に標準装備されていて、「プロパイロット」は同装備装着車に標準もしくはオプションになっています。

また、「SOSコール」は、ステアリングスイッチなどとのセットオプションもしくはオプションになります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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