タフト登場で激戦必至!? ゴツさとタフさが魅力のSUVタイプの軽自動車

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■SUV軽自動車の戦国時代が到来!?

今、日本で最も売れている軽自動車。中でも近年ではアウトドア・ブームの影響もあり、SUVタイプの軽自動車も人気で、6月に発売が予定されているダイハツ・タフトが大きな話題を呼んでいます。

一方でスズキが2020年1月にハスラーをモデルチェンジ、クロカンモデルのジムニーなども好調な売れ行きを見せていて、まさに軽自動車ジャンルでは今年「SUV戦国時代」が到来するのでは? といった予感さえします。

そこでここでは、ゴツい見た目やタフな装備が自慢の軽自動車を集めてみました。

●ダイハツ・タフト

2020年1月の東京オートサロンでコンセプトモデルが公開され、多くの注目を集めたダイハツのクロスオーバーSUV。

同年4月にウェブで先行予約が開始され、6月からデリバリーが予定されています。

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ダイハツ・タフト

コンセプトは、アウトドアなどで荷物を背負う際に、丈夫で軽く、出かけるときに動きやすい「バックパック」。アクティブに活動できる軽快さとたくさんの荷物を運べる機能性を両立したモデルです。

外観は直線を基調とし、スクエアで無骨なデザインを採用。タフで道具感をイメージさせる雰囲気が満点です。

ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmで、ホイールベースは2460m。全長と全幅、ホイールベースはライバルのハスラーと同様、全高はハスラーより50mm低くなっています。

15インチ大径タイヤ+樹脂製フェンダーを採用、オフロード走行などで重要な最低地上高は190mmとハスラーよりも10mm高い設定になっています。

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15インチホイールや樹脂製フェンダーなどを装備

プラットフォームには2019年にフルモデルチェンジしたタントと同じ「DNGA」(Daihatsu New Global Architecture)を採用。エンジンは660cc直列3気筒自然吸気/ターボの2種類で、トランスミッションはCVTのみ。駆動方式は2WDと4WDが設定されています。

全車に大きな開放感を演出するガラスルーフの「スカイフィールトップ」を装備しているのも魅力です。

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スカイフィールトップの採用で、開放感ある室内を実現

インテリアでは、後席や荷室のアレンジが多彩。4名乗車はもちろん、3名乗車+長物、2名乗車+大きな荷物など、荷物や乗員などのシーンに合わせた使い方が可能。荷室に装備したフレキシブルボードを下げれば背の高い荷物でも安定して載せられるなど、高い積載性も誇ります。

各部にメッキパーツを装備したディーラーオプションの「メッキパック」装備車も、よりスパルタンなイメージが出ていて注目です。

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ディーラーオプションの「メッキパック」装備車

●スズキ・ハスラー

初代モデルは2014年に登場、前述の通り2020年1月発売の2代目も売れ行きが好調で、軽自動車ジャンルにクロスオーバーSUV人気をもたらした立役者的なモデルです。

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スズキ・ハスラー

軽量と高剛性を両立させた新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」などを採用した新型では、ボディー全体で剛性を高めると共に、優れた操縦安定性と乗り心地を実現。

搭載エンジンは660cc直列3気筒の自然吸気/ターボで、マイルドハイブリッドシステムが全モデルに搭載されています。

外観は、丸目のヘッドライトと角張ったスタイルを組み合わせ、SUVイメージと愛嬌のあるフェイスデザインを採用。豊富なボディカラーには、いずれもをアクティブ感を演出する個性的な色調を用意しています。

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様々な路面での走破性を考慮した車体構成

内装ではタフな世界観を演出する3連インパネカラーガーニッシュを採用。視認性やアニメーションにもこだわった4.2インチカラー液晶メーターなどを装備します。

荷室下には防汚タイプのラゲッジアンダーボックスを装備。荷室にあるラゲッジボードを外せば荷室高が拡大して、背の高い荷物を収納することも可能です。

また、後席の背面やラゲッジフロアに汚れを拭き取りやすい素材を採用することで、アウトドアユースでの使い勝手も重視した装備が自慢です。

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インテリアはポップな色調を組み合わせることで、アクティブなイメージを演出

●三菱ekクロス

フェイスデザインのゴツさでは、最もインパクトがあるモデルといえるのがekクロス。2019年にフルモデルチェンジしたekワゴンと同時発売されたクロスオーバーSUVです。

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三菱ekクロス

ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1640mm(4WD車1660mm)、ホイールベースが2490mm。最低地上高は155mmで、タフトより35mm、ハスラーより25mm低い設定になっています。

「THE CUTE BEAST(キュート・ビースト)」というデザインコンセプトで開発された外観は、SUVらしい力強さを表現。

バンパー内に設置された特徴的な縦型の3灯式LEDヘッドライトは、上2段がロービーム、その下にハイビームを配置することで、路面状況を把握しやすくするとともに、対向車が感じる眩しさを抑えることで、実用面にも配慮された装備です。

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悪路などでの走破性も考慮した様々な装備を誇る

パワートレインには、直列3気筒の自然吸気エンジンと直列3気筒ターボエンジンがあり、いずれもマイルドハイブリッドシステムを採用。モーターが加速時にエンジンをアシストすることで、低燃費とトルクフルな走りを両立します。

また、雪道やぬかるんだ路面など、滑りやすい路面での発進・加速をサポートする「グリップコントロール」を2WD車と4WD車の両方に装備。オールシーズンでの信頼性や高い走破性も実現しています。

内装は、ブラックを基調に、ブルーを差し色とすることでスポーティかつスタイリッシュな空間を演出。シートには凹凸感のある生地にハニカム調エンボス加工を施し、タフで機能的なイメージを演出しています。

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タフで機能的なイメージを演出したインテリア

●スズキ・ジムニー

今回紹介する軽自動車の中では、最もオフロードのイメージが強いモデルがジムニーです。1970年にデビューして50年、未だに熱狂的なファンがいる本格的クロスカントリー4WD車で、2018年に登場した現行の4代目モデルはいまでも納車待ちが続くほどの人気を誇ります。

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スズキ・ジムニー

外観は、スクエアなボディに丸型ヘッドランプ、5スロットグリル、クラムシェルボンネットフードなどで、ジムニーの伝統やオフロード感溢れるフォルムを演出。面の剛性を高める造形、降雪時に雪がたまりにくい凹凸が少ないボディー形状など、機能に徹したこだわりの造形も魅力です。

ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm×ホイールベース2250mm。最低地上高は今回紹介するモデルで最も高い205mmです。

エンジンは専用チューンの直列3気筒ターボで、最高出力64馬力/最大トルク96Nmを発揮します。新開発のラダーフレームや、路面状況に応じて2WDと4WDを任意に切り替えて走行できる機械式副変速機付きパートタイム4WDなどの採用で、悪路での高い走破性を実現しています。

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新開発のラダーフレームなどを採用

内装では、水平基調で力強い基本骨格のインストルメントパネルや、ドアミラー付近の視界を拡大する形状のベルトラインを採用。シートフレームの幅を70mm(先代モデル比)拡大し、上下クッション性能の向上と適正な耐圧分布を確保して乗り心地の向上も図っています。

また、荷室は床面をフラットとすることで、よりスペースを無駄なく活用できる仕様になっているのが特徴。リヤシートバック背面と荷室には、樹脂製の防汚タイプラゲッジフロアを採用することで、汚れにくさや荷物の出し入れのスムーズさも実現するなどで、アウトドアでの使い勝手にも配慮されています。

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荷室には防汚タイプラゲッジフロアを採用

新型コロナウイルス禍の影響がいつまで続くのか、まだ先が読めません。

ですが、収束後にはこういったSUVの軽自動車で、アウトドアを存分に楽しむ日が来るのが待ち遠しい人も多いでしょう。今から自宅などで空想するのもストレス発散などにいいかもしれません。

(文:平塚直樹/写真:ダイハツ工業、スズキ)

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