●新虎ヴィレッジで生み出されたグラフィティアートをオリジナルムービーに
自動車メーカーは、アートやスポーツといった各種イベントへの協賛などを通して、自社ブランドの認知度向上を図っています。フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)では、六本木ヒルズでのクリスマスイベントや「ワーゲンバス」の出動など、多様な試みを展開しています。
国内外のアーチストが集まり、新橋・虎ノ門エリアの新虎エリアの空き地を廃材とカラフルなアートでリメイクされた「新虎ヴィレッジ」でのアートもそうした試みのひとつといえそうです。同企画は、2019年10月から2020年3月まで期間限定でオープンされていました。
今回、さまざまなストリートアーティストが新虎ヴィレッジ内で生み出した多様なグラフィティアートを、オリジナルムービーにまとめて公開されました。また、作品を生み出したアーティスト3名とVGJがコラボしたオリジナルグッズをプレゼントするキャンペーンも併せて実施されます。
グラフィティアートは、日本では無許可で描かれることもあり、落書きと見なされることが多いですが、1960年代にニューヨークではじまったというグラフィティアートは、ニューヨークやパリなど、世界各国で見られます。
日本では自由に描く場が少ないという現状をふまえて、VGJでは「新虎ヴィレッジ」内にグラフィティアーティストが自由にアートを表現できる、高さ1.7m×幅6mのコンクリートの壁(フリーウォール)を設置。1月~3月の設置期間において、総勢15名のアーティストが連日グラフィティアートを描き、色鮮やかな数多くのアートが出現しました。
同アートのベースになった「新虎ヴィレッジ」は、2019年10月に人が集い新しいコトが生まれるユニークで、オープンな遊び場としてスタート。2020年1月には、同ヴィレッジ内にフリーウォールを設置したことで、数多くのグラフィティアート作品が描かれ、大きな反響を喚んだそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大のため、3月末まで実施予定だった新虎ヴィレッジは、予定より早く3月19日に閉じられています。
今回のオリジナルアートムービーには、「新虎ヴィレッジ」に来場した人だけでなく全国の幅広いアートファンに同イベントのグラフィティアートを楽しんでもらいたいという想いが込められているそうです。
このムービーには、フリーウォールにグラフィティアートを描いたアーティスト・総勢15名の作品が記録されていて、自宅におながら鮮やかなグラフィティアートが鑑賞できますので、1人でゆっくりと、あるいは家族でわいわいと楽しむのも良さそう。
先述したプレゼントは、フリーウォールにグラフィティアートを描いたアーティストの中から、TABOO1・FIVUST・MOTASとのコラボにより生まれた1点モノで、3名のアーティストが今回のキャンペーンのために描いた、オリジナルトートバッグが3名にプレゼンされます。
プレゼントキャンペーンは、5月19日(火)~6月10日(水)までとなっています。
(塚田勝弘)
【関連リンク】
VGJキャンペーンサイト
https://www.volkswagen.co.jp/content/vw_pkw/magazine/jp/ja/shintora_freewall.html