■GTIの245psを凌駕。現行型の290psから初の300psへ
VWは現在、主力ハッチバック・新型「ゴルフ」のハイパフォーマンスモデルを開発中とみられますが、その一台である「ゴルフGTI TCR」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
WTCR(ワールド・ツーリング・カー・カップ)のロードカーバージョンであるTCRは、2017年に「ゴルフ7」をベースとして限定600台で発売されています。
今回捉えたのは「ゴルフ8」に設定される新型TCRで、「GTI」と今後登場が予定される最強モデル「R」の間を埋めることになります。2月にも初期プロトタイプを捉えていますが、市販型プロトタイプはこれが初めてです。
エクステリアは、より大口のハニカムメッシュ・エアインテーク、薄いエプロン、再設計されたフロントバンパー、リアディフューザー、大径チタンデュアルエキゾーストパイプ、分厚いリアスポイラーなどが見てとれます。
キャビン内では体を包み込むスポーツシート、カーボンファイバートリム、新しいインフォテイメントシステムとデジタルクラスタ、ロードスクリーン・アニメーションなどが追加される予定です。
新型TCRは、ゴルフ8の前輪駆動システムを保持し、デュアルクラッチオートマチックトランスミッションに接続された2.0リットル直列4気筒TSIターボチャージャーエンジンを搭載。最高出力は現行型の290psから初の300psへ向上、最大トルク400Nmを発揮し、GTIの245psを凌駕するパワーとなります。
GTI TCR市販型のデビューは、今後数ヶ月以内と予想されています。
(APOLLO)