■すべてのウィンドウが防弾ガラス。爆発物からも保護
これまでメルセデス・ベンツの旗艦セダン・新型「Sクラス」や、最高級モデル「マイバッハSクラス」のプロトタイプを捉えてきましたが、見たことのない開発車両をカメラが初めて捉えました。
一見、新型Sクラスのプロトタイプと変わりありませんが、よく見るとフロントガラスとサイドウィンドウに暗い輪郭と厚みがあり、カメラマンによると、政治家、王室、著名人そのほか世界のVIP向けに開発されている装甲バージョンのSクラス「ガード」だといいます。
すべてのウィンドウは防弾ガラス仕様となっており、VR10弾道保護レベルを持つとともに、下部装甲により爆発物からも保護してくれます。
足回りには「ミシュランPAXランフラットタイヤ」を装着、タイヤの空気圧監視システムがあり、タイヤが損傷した後でも最大30km(19マイル)走行可能です。
ガードは、これまで2014年の「S600」や2018年の「マイバッハS650 プルマン ガード」などが発売されてきましたが「W223」世代でも発売されることになります。パワートレインは、6.0リットルV型12気筒エンジンを搭載する予定です。
メルセデス・ベンツは、新型Sクラスを2020年内に発表することを計画しており、ガードは2021年以降のデビューとなりそうです。
(APOLLO)