■「鼓動デザイン」の最新形
さらに、ダイナミックな走りを引き出すスロットル(アクセル)ペダルは、リニアなパワー伝達とアクセルペダルオフ時のスムーズなエネルギー回生のシームレスな切り替えを実現し、ブレーキシステムは、エネルギー回生と油圧ブレーキの切り替えをシームレスに行うことができるとのことです。
エクステリアは、「鼓動」デザインによる最新の表現により具現化されていて、一切の妥協なく仕上げられたシンプルなスタイリングは、「MX-30」の立体的な美しさを強調。さらに、センターピラーレスのフリースタイルドアやフレーム付きのグラスエリア(ガラスハウス)などにより開放感のあるキャビンが演出されています。
欧州で発売される「Mazda MX-30 First Edition」のオーナーには、ウォールボックス型の家庭用充電器が無料で付くそうです。さらに、DCソケットでは、最大50kWまでの急速充電が可能。この充電モードでは、30~40分の充電時間で最大80%のバッテリーを充電することができるそう。
英国マツダのジェレミー・トムソン氏は、「Mazda MX-30 First Edition」について、「ファーストエディションのMX-30の予約受付を開始したことで、英国の顧客は800ポンドで予約が可能になり、2021年初頭の納車を目指しています。MX-30は、個性的なスタイリング、革新的な技術、ドライバーを重視したダイナミクス、クラスをリードするインテリアの質感など、マツダの高い評価を受けて開発されたバッテリーEVです。急速に進化するEV市場において、際立った存在となることでしょう。効率的なクルマづくりに向けたマルチソリューションの一環として、初のピュアEVを発売することは、マツダブランドにとって画期的なトピックスであり、英国のディーラーや顧客にとっても特別な出来事です」とコメントしています。
なお、イギリスには500台限定、27,495ポンドの「Mazda MX-30 First Edition」を予約受付中で、日本円では約362万円。ドイツのホームページには、27.420ユーロと表示されていますので、日本円では約323万8000円(2020年5月21日現在)。気になる日本での発売は、一部報道では、丸本 明社長兼CEOが2020年の年頭会見において、2020年度中に発売する方針を表明したとされます。新型コロナウイルスなどの影響もあるかもしれませんが、日本での発売開始が待たれます。
(塚田勝弘)