■ヨーロッパではファーストエディションの価格も明らかに
英国マツダによると、2020年5月19日、広島県宇品市の宇品第一工場で、マツダ初の新型EV「Mazda MX-30」の生産を開始したそうです。なお、ヨーロッパではすでに先行予約の受付が開始されています。
リース契約のデミオEVをのぞき、市販モデルとしては同社初のピュアEVで、「e-SKYACTIV」による電動駆動が最大の特徴です。クロスオーバーSUVともいえる同EVには、107kW(145PS)の交流同期電動機(水冷式)と35.5kWhのリチウムイオン電池が組み合わされた前輪駆動(FF)のパワートレインが搭載され、約200km(欧州のWLTPコンバインド)の航続距離を実現。ボディサイズは、全長4395×全幅1795×全高1570mm。ホイールベースは2655mm。
実用的な航続可能距離はもちろん、マツダが重視する「ライフサイクルアセスメント」の観点からCO2排出量を最適にバランスさせたサイズとしていて、バッテリーは、DC急速充電を使えば約40分で80%まで充電可能(欧州仕様)。
また、マツダの次世代車両構造技術である「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」が採用されていて、EVらしくスムーズな走りが可能になるようにセッティングされています。G-ベクタリング コントロールの進化版であり、電動駆動に対応した「e-GVC Plus」も搭載されているそう。