■2021年に初公開の可能性。市販型の車名は「i5」が最有力
BMWが開発を進める新型オールエレクトリック・クロスオーバーSUV、「iNEXT」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
スウェーデン北部にあるBMWの秘密基地内で捉えたプロトタイプは、ABS(アンチロックブレーキシステム)やESP(車輪ごとに独立してブレーキ指示、およびエンジンの出力制御を行う横滑り防止装置)、その他の支援システム改良の一環として、いわゆる「uスプリットフィールド」でテストされています。
最新プロトタイプは、以前よりカモフラージュが落とされているものの、車前部と後部、Dピラーエリア周辺など、偽装パネルにより依然として詳細は隠されています。
iNEXTは、クラムシェルボンネットフードやテールゲート、及びフレームレスサイドウィンドウなど、「iX3」のような「i」シリーズほか、従来の動力モデルとは異なるボディを持ちます。
ドライブトレインに関しては詳細が不明ですが、WLTPサイクルで最大373マイル(600km)の航続を目指すとともに、レベル3の自立運転が可能になると伝えられます。
キャビン内では、直感的なタッチコントロールを可能にする巨大で湾曲したディスプレイを装備、自動運転と通常運転を簡単に移行できるように、上部と下部がフラットな多角形ハンドル「ポリゴナル・ステアリングホイール」の市販型も装備されます。
iNEXTの市販型は「i5」の車名が有力で、発売は2021年を計画しています。生産はBMWのディンゴルフィング工場で行われる予定ですが、市販型の公開のタイミングはまだ不明です。
(APOLLO)