■リップスポイラー、バンパーにカナードを装着。攻めたエクステリアに
これまで幾度となく目撃されてきたBMWの2ドアスポーツ「4シリーズ クーペ」の開発車両ですが、今回は「Mパフォーマンス」の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
ドイツ市街地でキャッチしたプロトタイプは、ホイールやブルーブレーキキャリパー、リアデュフューザーなどは以前の「M440i」プロトタイプと同一ですが、フロントエンドにリップスポイラー、バンパーにカナードを装着するほか、厚いサイドスカートなどが追加されています。
最終的な市販型では、カーボンファイバーのテールパイプやミラーキャップなども装着されるかも知れません。
キャビン内では、Mパフォーマンスステアリングホイール、スポーツシート、専用のフロアマットおよびいくつかのカーボンファイバーコンポーネントが含まれる可能性が高いと思われます。
パワートレインは、エントリーモデルに1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン、上位モデルには最高出力258p・最大トルク400Nmを発揮する新開発の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンほか、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンをラインアップ。
最新情報では、「330e」から流用されるプラグインハイブリッドモデルも噂されています。このPHEVが設定されれば、12kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、EV航続が22マイル(35km)、xDrive搭載バージョンでは、20マイル(32km)と予想されます。
高性能モデル「M440i xDrive」には最高出力382ps・最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載するほか、頂点に君臨する「M4クーペ」は「M3セダン」と共有する同社の3.0リットル直列6気筒「M TwinPower Turbo」エンジンを搭載予定で、最高出力は480ps・最大トルクは599Nmが予想されています。
それでも物足りない顧客には、最高出力510psを発揮する「Competition」が用意されそうです。
4シリーズ新型のデビューは6月と予想されますが、新型コロナウィルスの影響で、オンラインワールドプレミアの可能性が高いと見られます。
(APOLLO)