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■9割以上がレジャー目的のクルマ外出を自粛
中古車オークション事業を展開するオークネットが運営し、「くるまマイスター検定」を主催している日本マイスター検定協会は、クルマ好き約1000人を対象にした「新型コロナウイルスの影響による自動車利用状況の変化と外出自粛事情について」というアンケートの結果を発表。
9割以上の人が、ドライブなどクルマを使ったレジャーを自粛していることなどが明らかになりました。
●多くのユーザーがクルマの利用を控える結果に
アンケートは、ゴールデンウィーク中の4月24日から5月6日までの間に実施されたもの。同協会が運営するSNSコミュニティ「カーデイズ」の会員で、10代から70代の全国965名を対象に行われました。
その結果によると、「新型コロナウイルスの影響による自動車での外出自粛について」のアンケートでは、79%が「予定を中止」、5%が「日程を変更」、合計で84%の人が自動車による外出自粛に向けた行動を実施しています。
また、自動車をレジャー目的メインで利用している人に限定した場合は、93.5%の人が新型コロナウイルスの影響により外出を自粛していることも判明。ドライブや旅行などでクルマを利用する人は激減していることが分かります。
●利用頻度が減った人も半数以上
「自動車の利用頻度の変化」に関するアンケートでは、「利用しなくなった」が4%、「利用頻度が減った」が53%という結果に。さらに、通勤・通学メインで利用している人に限定しても52.5%の人が利用頻度減少と回答しています。
また、感染者が最も多い東京にエリアを限定してみると、「レジャー、買い物・用足し」利用ユーザーのうち、74%が自動車の利用頻度に影響が出ていることも判明。全国平均の約50%と比較しても高い割合になっていることが分かりました。
●クルマ利用時の感染対策は?
さらにアンケートでは、「自動車利用時の新型コロナウイルス感染対策」についても調査しています。
それによると、最も多かったのが「窓を開けて換気する」。以下、「マスクを着用する」「特定の人以外は乗せない」「体調が良くない時は車に乗らない」「除菌シートで車内を拭く」と続きます。
多くの人が、クルマに乗る際になんらかの感染対策を行っていることが分かります。
緊急事態宣言が一部地域で条件付きで解除される(5月14日現在39県)など、新型コロナウイルスについては多少動きが出てきましたが、まだまだ予断を許さない状況であることには変わりありません。
買い物や通勤など、生活に必要な用事のためにクルマで外出する際は、みなさんも万全の感染対策などをしながら、十分に気をつけて運転して下さいね。
(文:平塚直樹)