■「e-AWD」を搭載、フロントモーター110ps・リアモーター204psを発揮
VWがワールドプレミアを控える新型EVクロスオーバーSUV「ID.4」(仮称)の最新プロトタイプを捉えました。
2020年から生産に入り、2022年からは米国テネシー州のチャタヌーガ工場でも製造スタートします。またID.3とは異なり、ID.4は中国、欧州、北米などで販売されるグローバルモデルとなるはずです。
捉えたプロトタイプは、オペル風にカモフラージュされたグリル、プラスチック製のボディクラッディング、フェイクスキッドプレート、インパクトのあるコーナーエアインテークを備える強靭なフロントバンパーが確認できます。
カメラマンによると、パワフルにアイスバーンを駆け上がる姿がみてとれ、前後に電気モーターを搭載する電動四駆モデルのようです。これは追加される「e-AWD」で、最高出力はフロントモーターが80kW(110ps)・リアモーターが150kW(204ps)、瞬間最大トルクは310Nmを発揮するとされています。
アーキテクチャには「MEB」プラットフォームを採用、バッテリーパックはID.3と共有し、330km(205マイル)、420km(261マイル)、550km(342マイル)の走行範囲を持つ45kWh、58kWh、及び77kWhのユニットが提供されると予想されます。
ワールドプレミアは3月のジュネモーターショーが予定されていましたが、6月以降にデジタルワールドプレミアなどでの公開となりそうです。
(APOLLO)