■VW・ID 4とMEBアーキテクチャを共有、Q5の下に位置
アウディは、現在スウェーデン北部で開発車両のウィンターテストをしていますが、その中で謎のプロトタイプをカメラが捉えました。
キャッチしたプロトタイプは、これまで目撃されたVWの電気クロスオーバーSUV「ID 4」(仮称)開発車両と酷似しています。しかし、3つのフィンを装備するフロントのコーナーエアインテーク、ルーフスポイラー、リアウィンドウの傾斜、そしてテールライトなどが異なっています。
テストドライバーにコンタクトをとり、これがアウディの新型電気SUV「Q4 e-tron」の市販型プロトタイプであることを確認しました。
Q4 e-tronは車名のとおり「Q3」と「Q5」の間を埋めるモデルで、2019年にコンセプトモデルが公開されています。
市販型では、VW「ID 4」と「MEB」アーキテクチャを共有、モーターを2基搭載し、フロントモーターが最高出力102hp・リアモーターが204hpで、システム合計で306hpを発揮します。
バッテリーは82kWhの大容量でWLTPサイクルでの航続は280マイル(450km)、30分でバッテリーの8割の充電が行えるほか、0-100km/h加速は6.3秒、最高速度は電子制御され180km/hというパフォーマンスを発揮します。
また25通りの方法でヘッドライトとテールライトをカスタマイズし、所有者がさらに車両をパーソナライズできることも特徴となっています。
コロナウィルスのパンデミックにより市販型デビューは不透明ですが、2020年内に初公開されることが発表されており、正式車名は「Q4 e-tron Quattro」が有力となっています。
(APOLLO)