■「ノーズジョブ」(鼻の仕事)という用語に新しい意味を与える、数少ない車の一つ
BMWが開発を急ぐ、新型「4シリーズ クーペ/カブリオレ」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
「コンセプト4」で衝撃を与えた巨大キドニーグリルが、4シリーズ新型に採用されることが発覚したばかりです。現在、地元ドイツでは「ノーズジョブ」(鼻の仕事)という用語に新しい意味を与える、数少ない車の一つとも言われているようです。
ドイツ市街地で捉えた最新プロトタイプは、巨大キドニーグリルのアウトライン、その下には独立したV型エアインテークを確認できます。バンパー両サイドの縦型エアインテークはブレーキ冷却機能を担います。グリルにはナンバープレートが装着され、より見栄えは良くなるとも言われているようです。
滑からルーフラインは兄貴分「8シリーズ クーペ」を彷彿させ、切り詰められたリアデッキ、内側が細いテールライトの一部などが見てとれます。
キャビン内は3シリーズとほぼ同じデザインで、3スポーク・ステアリングホイール、台形のインフォテインメントシステム、デジタルゲージ、標準列のHVACコントロール、センターコンソールにはロータリーダイヤルを備えます。しかし後部スペースは、3シリーズより小さくなると思われます。
パワートレインは、エントリーモデルに1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン、上位モデルには最高出力258psを発揮する新開発の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンほか、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンのラインアップが予想されます。
また高性能モデル「M440i xDrive」には最高出力382ps・最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載。頂点に君臨する「M4クーペ」は「M3セダン」と共有する同社の3.0リットル直列6気筒「M TwinPower Turbo」エンジンを搭載予定で、最高出力は510ps・最大トルクは598Nmのパフォーマンスが期待されています。
気になるワールドデビューは、当初2020年内と予想されていましたが、6月に早められる可能性もあるようです。
(APOLLO)