窓も屋根もなくて22,565,000円(税別)のダラーラ・ストラダーレってどんなクルマ?街でサーキットで大井貴之が走らせてみた!

■ベースの22,565,000円では、ドアどころかフロントキャノピーも無い?

●シルバーボディが曲線美を強調、艶めかしいダラーラ・ストラダーレを大井貴之が公道試乗!

昨今の新型コロナウイルスによる外出自粛生活の中、お楽しみを提供してくれているYouTubeR・大井貴之さんのチャンネル『クルマで遊ぼう! 大井貴之のSports Driving Labo. 』で、「カッコイイ!」「男の憧れ!!」と大好評の動画を紹介します!

大井貴之さん
フフフ! ダラーラ・ストラダーレですよ!

このクルマ…というかスーパーマシンと呼びたいダラーラ・ストラダーレは2019年4月に発表。F1やF3、フォーミュラeなど、フォーミュラシャシーのサプライヤーとしてお馴染みのイタリア・ダラーラが開発、製作。生粋のレーシングカーのDNAを継いでいます。

首都高を走るダラーラ・ストラダーレ
首都高を走るダラーラ・ストラダーレ。超カッコイイです!

エンジンは2.3L 直4DOHCターボで400ps・500Nmのパワー&トルクを発揮。複合材とカーボンファイバーを多用し乾燥総重量はなんと軽~く1t切りの855kg!(屋根とかウイングとかを付けると1tくらい?)。

ダラーラ・ストラダーレのエンジン
ダラーラ・ストラダーレのエンジンは、フォード・フォーカスRS用に開発された2.3L直4ターボ。

プリプレグ・オートクレーブ成形(※説明すると大変なことになるのでググって[汗])によるモノコック構造を、ボディの構成部品には長繊維を圧縮したモールディングを、外装パネルはカーボンファイバーシートで強化…と説明されています。まぁ、とにかく「凄い!」のです。

ダラーラ・ストラダーレ
ナンバー付いてるならメインテストは公道でしょ!

さて、気になる価格ですが…。

窓も屋根もな~んにもない素の状態が22,565,000円(税別以下同)。これにウインドシールドフレーム&HVAC(いわゆるエアコン)装着で2,219,000円アップ。タルガ仕様へはプラス1,096,000円でTフレームを装着。で、1,043,000円のガルウイングドアを装着すれば雨が降っても大丈夫。

見た目にも欠かせない巨大なリヤウイングは1,270,000円。パドルシフトを付ければ1,725,000円。

…え~っと、合計金額はご自身で計算ください!

大井貴之さん
街中走ってナンボじゃ!

実はYouTubeR大井さん、以前他誌でレーシングカーがシェイクダウンしているようなカーボンカラー仕様のダラーラ・ストラダーレをサーキット試乗したことがあるそうです。しかし、やはりナンバーを取っている限り「公道でしょ!」ということで、今回の動画を撮影したそうです。

「サーキット専用っぽいけど、都会の景色に溶け込ませてみたかった…」な~んてロマンチックなことを言っています。でも確かに、このシルバーに塗装されたダラーラ・ストラダーレが首都高を走る姿、超カッコイイですよね!

乗り降りが大変なダラーラ・ストラダーレ
乗り降りが大変なダラーラ・ストラダーレ。まずはストレッチからか?(笑)

なんせドアが無いモンだから乗り降りにちょ~っと苦労している御年60歳祝還暦!の大井貴之さん。ストリート+袖ヶ浦フォレストレースウェイでのインプレッションをご鑑賞ください!

(動画:クルマで遊ぼう! 大井貴之のSports Driving Labo./文:永光 やすの)

■SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高:4185mm×1875mm×1041mm
ホイールベース:2475mm
乾燥重量:853kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
排気量:2300cc
最高出力:400ps/6200rpm
最大トルク:500Nm/3000〜5000rpm
駆動方式:RWD(後輪駆動)
サスペンション:F&Rダブルウイッシュボーン(EPA電気システムによる調節可能な3Way)
ダウンフォース:820kg(トップスピード時)
最大横G:2G
0→100km/h加速:3.25秒
100→0km/h減速:31m
最高速:280km/h
車両価格:22,565,000円〜

【関連リンク】

クルマで遊ぼう! 大井貴之のSports Driving Labo.
https://www.youtube.com/channel/UChshnsP0z2NQyY4y-3bqXcg

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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