■直列4気筒エンジン+電気モーターPHEV搭載で、EV航続距離は70km?
メルセデスベンツの主力モデル「Cクラス」の次期型(W206)プロトタイプを厳冬の北ヨーロッパで目撃しました。
ガソリンスタンドで給油中を捉えたプロトタイプは、重いカモフラージュが施されていますが、新しい角張ったヘッドライト、トランクルームに伸びる水平型テールライトの一部などが見てとれます。
次期型には、「Eクラス」と共有するFRプラットフォーム「MRA2」のアップデート版が採用され、ボディサイズはそのままにフットプリントが向上するとみられています。MRA2は従来と比べてわずかに軽量で、一部のコンポーネントは次世代のメルセデスベンツ「EQ」モデルに使用されるEVA(電気自働車アーキテクチャ)と共有しています。
パワートレインは、「EQ」ブーストを全モデルに搭載予定で、最高出力185psを発揮する1.5リットル直列4気筒ガソリン+マイルドハイブリッド、最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドがラインアップされます。
目玉は直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドで、現行『C350e』のEV走行28.6km、ライバルであるBMWのプラグインハイブリッド「330 e」のEV走行59kmを凌ぐ65kmから70kmを目指しているといいます。
キャビン内も完全に再設計されます。タブレットスタイルのタッチスクリーンは排除され、センターコンソールを統合、大型のインフォテイメントシステムが異配置される可能性があるようです。
ワールドプレミアは、2021年前半と予想されています。
(APOLLO)