BMW X3にPHEVモデルの「BMW X3 xDrive30e」が登場。44kmのモーター走行が可能【新車】

■システムトータルは、ハイパワーの最高出力292PS(215kW)

BMWのSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)であるBMW X3のラインアップに、初めてのプラグインハイブリッドモデル「BMW X3 xDrive30e」が追加されました。

BMW X3
新型「BMW X3 xDrive30e」のエクステリア

新型「BMW X3 xDrive30e」は、BMW X3初のプラグインハイブリッドモデル。日本でも比較的扱いやすいサイズのミドルクラスSUV(SAV)として幅広いニーズに応えるBMW X3にPHVを導入することで、アウトドア時の環境への配慮はもちろん、都心では電気のみで環境に優しく、さらに経済的に走ることも可能になります。実用性と高い環境性能を両立させるモデルがX3に加わったことになります。

搭載されるエンジンは2.0Lの直列4気筒ガソリンで、最高出力184PS(135 kW)/5000rpm・最大トルク300Nm/1350-4000rpmを発揮。さらに、最高出力109PS(80kW)/3140rpm・最大トルク265Nm/1500rpmを発揮するモーターが搭載され、システムトータルは最高出力292PS(215kW)に達しています。

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プラグインハイブリッドの新型「BMW X3 xDrive30e」

モーターのみで最高速度140km/hまで走行可能で、一充電あたりの航続距離は44kmとなってます。また、容量34Ahのリチウムイオンバッテリーが搭載され、約3時間半の普通充電で0%から80%まで(0%から100%までは約4時間30分)充電可能になっています。なお、ハイブリッド燃料消費率は、WLTCモードで11.8km/Lとなっています。

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センターコンソールに「eDrive」ボタンを配置

PHVらしくセンターコンソールには「eDrive」ボタンが搭載されています。EV(モーター)走行になる「MAX eDrive」をはじめ、バッテリーや走行状態に応じて、EV(モーター)走行とエンジン走行との間で最適な駆動方式を選択する「AUTO eDrive」、任意に設定した充電量に達するまでエンジン走行する「Battery Control」の3つの走行モードを選択することが可能。

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「BMW X3 xDrive30e」は専用メーターになる

先進安全装備では、ルームミラー内のステレオカメラ、ミリ波レーダーセンサーを前方に3基、後方に2基装備することでセンシングするアクティブクルーズコントロールや、ステアリング&レーンコントロールアシストを含む「ドライビングアシストプラス」が標準装備されています。また、通信モジュールを搭載し、多様な情報を享受できる車載インフォテイメントの「BMWコネクテッド・ドライブ」も標準装備されています。

さらに、新型「BMW X3 xDrive30e」には、通常モデルより一部装備内容を変更して価格を抑制した「Edition Joy+」がラインアップされおり、より多くの人に環境性能の高いモデルの販売を促進するとしています。

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「BMW X3 xDrive30e」のエンブレム

価格は、「BMW X3 xDrive30e xLine Edition Joy+」が7,780,000円、「BMW X3 xDrive30e M Sport Edition Joy+」が7,810,000円、「BMW X3 xDrive30e xLine」が8,330,000円、「BMW X3 xDrive30e M Sport」が8,360,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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