■新プラットフォーム「MLA」を採用、航続は最大470kmに
ジャガーの最上級4ドアセダン「XJ」の次世代型プロトタイプを以前より鮮明にカメラが捉えました。
フィンランド北部でキャッチしたプロトタイプは厳重なカモフラージュが施されており、ディテールは不明です。しかし、初めてフロントマスク全体が鮮明に露出、大きなグリル、ヘッドライト及びターンシグナルの位置を確認することができます。
次世代型プラットフォームには、より軽量でEVと燃焼駆動の両方のドライブトレインをサポートできる「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用、プロトタイプからはアーチ型のフールラインがみてとれるほか、ボディの縫い目からリフトバックデザインや、フレームのないサッシュレスウィンドウ、サイドをスマートに演出するポップアップドアハンドルなどが予想されます。
フルEVとなる新型XJのパワーユニットは、各ホイールに1基ずつ、最大4基の電気モーターを配置。90.2kWhのバッテリーパックを備え、最大292マイル(470km)の航続が期待できそうです。
ワールドプレミアは2021年以降が有力で、オーストリアのマグナシュタイアで生産されるI-PACEとは異なり、同社の英国「Castle Bromwich」(キャッスル ブロムウィッチ)工場での生産が予定されています。
高級EVセダン市場には、ポルシェ「タイカン」、テスラ「モデルS」を始め、先日スクープに成功したアウディ「e-tron GT」、メルセデス・ベンツ「EQS」など強力なライバルの発売も予想されており、熱い戦いがみられそうです。
(APOLLO)