■乗用車が7年、軽貨物車は6年まで保証を延長する「長期コース」
ホンダは「延長保証マモル」に、乗用車が7年、軽貨物車は6年まで保証を延長する「長期コース」を導入しました。
ホンダの「延長保証マモル」は、メーカー保証が終了した後も同程度の保証を初度登録日から乗用車は5年、軽貨物車は4年まで延長できるサービス。2001年のサービス開始以降、多くの加入者がいるそうです。
ホンダによると、クルマの故障発生率と修理単価は、5年目までと比較して、6年目以降上昇する傾向があるそう。乗り方やメンテナンス次第ではあるものの、使用期間が長くなるほど車両の故障、修理に関するリスクは増えます。
また、クルマの買い替え年数は、性能向上などを背景に年々伸びていて、同社が実施した調査(ホンダが2018年に自動車保有者向けに実施した延長保証受容性把握調査から)では、約6割の人が次回新車を購入する場合は、6年以上保有したいと回答したそう。以前よりも買い替えサイクルは延びているという統計もあるようで、ホンダの調査からも明らかになっています。なお、自動車検査登録情報協会によると、2019年の「車齢」は乗用車が8.65年、貨物車は11.42年だそう。
同社では、このような背景を踏まえて、3回目車検まで保証を延長する新コースを設定。新車購入時の加入とすることで、手頃な料金で長期保証を提供し、長期保有を希望する人も安心してクルマに乗ることができます。
なお、メーカー保証は、一般保証が初度登録日から3年間または走行距離6万キロまで。特別保証は初度登録日から5年間または走行距離10万キロまでが対象。
今回発表された「延長保証マモル」は、「長期コース(新コース)」が初度登録日から、乗用車は7年、軽貨物車は6年まで保証を延長。「新車コース」は初度登録日から乗用車は5年、軽貨物車は4年まで保証を延長されます。「車検コース」は初回車検時に加入可能で、初度登録日から、乗用車は5年、軽貨物車は4年まで保証を延長。「継続コース」は新車コース、車検コースの終了後、さらに2年保証が延長されます。
(塚田勝弘)