■頂点には2.0リットル直列4気筒「VR6」を設定か?
VWは、ミッドサイズセダン「アルテオン」に設定される予定の派生モデル「アルテオン シューティングブレーク」を開発中ですが、その市販型プロトタイプをカメラが鮮明に捉えました。
キャッチした最新のプロトタイプは、フロントバンパーのコーナーエアインテーク、リアサイドウィンドウ、テールライトにカモフラージュを残しています。それでも、フロントエンドをはじめルーフなどボディが雪で隠くされていた以前のテスト車両より細部を確認することができ、「パサート エステート」より低く、クーペスタイルのスリムでダイナミックなボディを見ることができます。
先行して販売予定の中国市場向けワゴン「CCトラベルエディション」のパワートレインは、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力186ps・最大トルク320Nmを発揮します。
一方欧州の「シューティングブレーク」では、同エンジンを搭載しつつ最高出力280ps・最大トルク350Nmを発揮、どちらも7速ATと組み合わされ全輪駆動が標準となります。また1.5リットル及び2.0リットルのTSIガソリンユニット2.0リットルディーゼルのラインアップも予想されるほか、最新情報では、2.0リットル直列4気筒「VR6」最新バージョンを搭載する「シューティングブレークR」の設定も噂されており、実現すれば最高出力404psを発揮すると思われます。
一方、VWは今後数年間でCO2排出量の平均を95g/km未満に維持する必要があり、パワフルな内燃機関エンジンの提供ではなく、PHEVが設定されると伝えるメディアもあり、断定はできないようです。
ワールドプレミアは2020年後半が有力です。
(APOLLO)