■車両総重量7.5tクラスのコンセプトカーは、最大で300kmの走行を可能
三菱ふそうトラック・バス(以下MFTBC:Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corporation)は、燃料電池トラック(FCトラック)の量産を2020年代後半までに開始すると発表しました。以前お伝えしたように、時期を同じくしてトヨタと日野自動車もFCトラックの共同開発を発表済みです。MFTBCは、CO2排出削減を通じた環境への取り組みをさらに加速し、2039年までにすべての新型車両を走行時にCO2を排出しないCO2ニュートラル車にするビジョンを掲げています。この取り組みにより、燃料電池トラックの量産を2020年代後半までに開始するというものです。
独ダイムラーの一員であるMFTBCは、パリ協定にコミットし、2039年までにすべてのトラックおよびバスの新型車両をCO2ニュートラルにするビジョンを提示しています。MFTBCは、真のCO2ニュートラルの輸送は、バッテリー式電気自動車、または水素を燃料とした燃料電池自動車のいずれかのみで実現すると考えているそうです。