5万円で買ってきたSR400を直して自分で車検を取ってみようというレストア企画。しばらく期間が空いてしまいましたがパーツも揃ってきたので再始動!
今回でガッツリ綺麗にしていきます!
元々付いていたタイヤは劣化してゴムがカチカチ、おまけに大きなヒビも入っていたので迷わず交換。このまま走ったら間違いなくスッ飛ぶでしょう。
しかもよくよく見たら前後ともサイズがぜんぜん違う?! 前オーナーがフラットトラックタイヤを履かせるため、無理やり入れていたようです。
本来ならバイク屋さんに頼む作業ですが、MotoBe編集部では基本手組み。タイヤレバーを使って元から付いているタイヤを外していきます。
SRはチューブタイヤなので交換はコツさえ分かれば簡単。これがチューブレスタイヤでサイズが太くなってくると手組みだと中々面倒なことになる場合も…。
SRみたいなサイズは今回のようなレストアにはそういう意味でもピッタリでした。
外すときに力技を使いすぎて「オラァッ!!」と外したらタイヤレバーが曲がりました。再起不能になってしまうので力技にはご注意を…。
今回使うタイヤはダンロップの「GT601F」以前別記事でも軽くインプレしていますが、SRのような旧車ハンドリングのバイクとの相性は抜群!
18インチがラインナップされているのも嬉しいポイントです。完成したら乗り味をインプレしていきます。
リムバンド、チューブももちろん新品に。元についたいたものはあまりに時間が経ちすぎてリムバンドが変色してました笑(あまりにも汚かったのでカット)。
手組み交換で重要になってくるのがタイヤの内側のフチに塗るビードクリーム。
これを塗らないと交換中にホイールとタイヤが全く滑らず、うまく入って行きません。しかも無理に力をかけるとタイヤレバーとホイールの間にチューブを挟んで切ってしまうことも。僕は後で痛い目を見たくないので大量に塗りたくります。
ここまで来たら後はタイヤを入れるだけ。レバーを駆使してタイヤを広げ、順番に内側へ落としこんでいきます。
これを入れる瞬間が超気持ちいい…! バコッ!!とか言いながら入るのでこれまでの苦労をすべて報われた気持ちになります。
後は空気を入れてビードが上がってくれば完成。慣れれば15分位でできます。
※この記事は断片的にしか説明していないので参考にして手組み交換はしないでください。
サビがひどすぎて今にも切れそうなチェーン…。チェーンってコマそれぞれにOリングと呼ばれるゴムシールが入ってるんですが、ここまで来たらダメになってるだろうし、注油して掃除しても使えないでしょう…。
今回で新品に交換しちゃいます。
チョイスしたのはDIDの「428VX」。これをつけとけば間違いないだろう!という超王道チェーン。
このチェーンにはOリングではなく、DID特許のXリングというのが入っていてフリクション低減、ライフアップに貢献しています。今回のようなボロバイクに付ければ見た目的にも性能的にも3万円ぐらい値上がりするんじゃないかと思ってチョイスしました。
チェーン交換には専用工具が必要。最初に古いチェーンを切って新しいチェーンを通します。場合によってはチェーンを必要なコマ数にカットする必要もありますが、SRはカットせず、130リンクでそのまま付きました。
切った古いチェーンは抜いてしまう前に新しいチェーンと仮連結し、回していくとスムーズに交換できます。
最後のコマ同士を連結するのはジョイントリンク。
要は組み立て式のコマです。
からしマヨネーズ、みたいなチェーングリスを塗りたくり、チェーンを連結。ここから専用工具を使ってプレートを圧入していきます。
圧入はできましたがここでトラブル発生。オークションで買った安物チェーンツールがぶっ壊れ、最後のカシメができないというアクシデント。
調べてみるとチェーンツールは激安ではなく、そこそこちゃんとしたものを使わないと一回きりで終わるケースも多いとか…。力がかから部品だからこそ質が重要なようです…。
チェーンは後日工具を買い直してカシメることに。タイヤも組んでみると高級感がぜんぜん違う!!
これこそレストアでテンション上がる瞬間です!
キャブもタイヤもチェーンも綺麗になり、ようやく「ボロ」を脱出しようとしてる5万円SR。次回は錆びまくったリアフェンダー、元から無いフロントフェンダーを車検対応?へ補修し、ワイヤー関連も補修していきます!
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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