共に「社会距離戦略」で戦おう! 自動車メーカー各社が訴える【動画】

■コロナウイルスと戦う手段はあります

フランスのマクロン大統領は「戦争状態」と発言しました。アメリカのトランプ大統領も「戦時下」という表現を使いました。ドイツのメルケル首相も「第二次世界大戦以来の最大の問題」と言っています。私自身も、この新型コロナウイルスの感染拡大は、全世界のひとびとにとってそれほどの危機だと認識しています。

ただ戦争と異なるのは、このコロナ危機に対して、われわれ人類は全員が連帯して戦うことができます。ひとりひとりができることは、地味ですが『社会的距離』を拡大することでしょう。つまり、人と距離を置く。これに尽きます。

個人的には、べつに家にこもっている必要はなくて、散歩したりジョギングしたりバイクでツーリングしたりしてもいいんじゃないかと思いますが、フランスではジョギングで家から500m以上離れたということで取り締まられているニュースもありました。ちょっとやりすぎのような気もしますが、ある程度の厳格さも必要な状況なのでしょう。

そして自動車メーカー各社が、このコロナ危機に対して連帯を訴える動画メッセージを発信しています。まずはフォルクスワーゲン。

「仲間であり、友人であり、家族であるわれわれは、これまで肩を寄せ合って危機を乗り越えてきました。しかし、われわれは新しい危機に直面しています。この危機に打ち勝つため、われわれは距離をとりましょう」と、なかなかいい表現をしています。

次はアウディの動画です。

「KEEP DISTANCE.STAY TOGETHER」。「距離をとりましょう。共に力を合わせて」といったニュアンスでしょうか。短いですがアウディのロゴマークに合わせた、なかなか感動的な動画です。これはシンガポールのアウディの動画なんですが、コロナウイルスやYouTubeには国境はありません(YouTubeには少しはあるのかな?)。

それから、メルセデス・ベンツ。

「レジ係のひと、ありがとう」「消防士さん、ありがとう」「看護師さん、ありがとう」と、この状況でも働いているひとたちに感謝を述べつつ、自宅にとどまっているすべてのひとたちにも「ありがとう」と言っています(たぶん。なにせドイツ語は苦手なもんで)。

そして最後はわれらがトヨタ自動車の豊田章男社長が、『明けない夜はありません』と、全世界に訴えています。

ヨーロッパはいま本当に危機的な状況になっているようです。日本も油断をすると同じような状況になってしまうかもしれません。しばらくはガマンして、人が集まる場所には行かないようにしましょう。

家でclicccarの記事を見ているだけでも、けっこう楽しめると思いますよ。

(まめ蔵)

この記事の著者

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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