●スーパーフォーミュラ初の女性ドライバーもテストに参加
例年より早く各地で桜が咲き始めた3月24日、スーパーフォーミュラ合同テストが富士スピードウェイにて開催されました。
今回のテストは、まだまだ収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、エントラントやメディアまですべての関係者を対象に事前の問診票提出と、現地でのマスク着用や消毒薬の設置、そして一般観覧者のパドックへの入場禁止など最大限の感染予防措置を講じた中での開催となりました。
そんな状況の中、国内外モータースポーツイベントの相次ぐ開催延期で開幕を待ち望んでいる熱心なモータースポーツファンが、平日にも関わらず富士スピードウェイに来場し、雲ひとつない空の下モータースポーツを楽しんだ様子でした。
2020シーズンのスーパーフォーミュラで最大の注目といえば、道上龍監督率いるThreeBond Drago CORSEから参戦するルーキー、タチアナ・カルデロン選手です!
コロンビア出身のカルデロン選手は今シーズン、アルファロメオF1チームの開発ドライバーも務める実力派ドライバーで、スーパーフォーミュラ初の女性ドライバーとして注目されています。
そしてこのテスト開催の前日23日には、レッドブル・レーシング及びスクーデリア・アルファタウリ(旧トロ・ロッソ)F1チームのリザーブ兼開発ドライバーであるブラジル人ドライバー、セルジオ・セッテ・カマラ選手のスーパーフォーミュラ参戦が急遽発表され、こちらも今シーズン注目の1台となりそうです。
セッテ・カマラ選手はすでに来日済みで、24日の合同テストにもフルラッピングされたマシンで走行を行いました。
この両選手はもちろん、日本のサーキットやスーパーフォーミュラSF19のドライブ経験は今回のテストが初めてで、24日に行われた2回のセッションではトップから約2〜3秒の遅れを取るなど、まだ思うようなタイムを出せていません。ですが共に世界最高峰F1の開発ドライバーとしての実力を今後のテストやシーズン本戦で見せてくれるに違いありません!
また、F1への登竜門として毎年激戦の場となっている伝統の公道レース、マカオグランプリにおいて表彰台獲得経験のあるユーリ・ヴィップス選手やサッシャ・フェネストラズ選手も参戦し、今シーズンも実力・実績ともに申し分ない外国人ドライバーたちと、それを迎え撃つ日本の誇る実力派ドライバー陣とのアツい戦いが毎戦繰り広げられるスーパーフォーミュラ。今シーズンの走りを予見する事のできる合同テストは翌25日も開催されます。
(H@ty)