■スバル360、R-2、レックス、サンバーなど名車が多数!
●昭和平成のクラシックカーフェスティバルinキャッセ羽生
現在SUBARUと社名を変更した富士重工業の記念すべき初乗用車がスバル360です。なんとこちらは「デメキン」と呼ばれる由来となった、ヘッドライトが出っ張った初期のモデルです。スバル360は1958年に増加試作型と呼ばれる台数限定の販売でスタートし、徐々に量産体制を整えます。こちらは1961年に群馬県太田市に生産工場を建てた最初期ロットの1台だそうです。
スバル360は年々進化を遂げ、1961年9月以降、順次ヘッドライトに庇がつくデザインになります。そして1966年10月以降はフロントフードのスリットが9本から11本に増やされます。こちらはそのモデルです。
1968年8月以降になると、11本に増やされたフロントフードのスリット自体が廃止されエンブレムが装着されるようになりました。こちらはそのモデルで、不思議なことに社外のアルミホイールを履いています。合わせホイールのスバル360にアルミホイールを履かせるには、大きく加工しなければなりません。
スバル360の後継車として1969年に発売されたのが、このスバルR-2です。ボンネットにつくサイドミラーをドアミラーに変更するなど、所々カスタムされています。
こちらはダミーグリルが付くようになった1971年初期のR-2です。シングルナンバーでしたが、驚くほどオリジナルコンディションを保っています。
スバル360、R-2と続いた軽自動車は、1972年にこのレックスに進化します。R-2のモデル途中で追加された水冷エンジンを全車に搭載するリヤエンジン方式で、当初は2ドアのみでしたが1973年にこの4ドアが追加されました。
スバルの軽自動車といえば商用車のサンバーを忘れてはいけません。こちらは1982年にフルモデルチェンジした4代目で、バンタイプがサンバートライを名乗るようになったモデルです。ハイルーフと4WDの、いわば究極的なモデルです。
初代はRRでしたが2代目から前輪駆動のFFになったレックス。こちらは1986年にフルモデルチェンジした3代目です。この代ではスーパーチャージャーエンジンや無段変速のCVTを新開発するなど、富士重工業らしい特色あるモデルでした。
●昭和平成のクラシックカーフェスティバルinキャッセ羽生
・開催日:2020年3月7日
・開催場所:キャッセ羽生(埼玉県)
・主催:日本旧軽車会、オール日本ライフクラシックカー倶楽部
(文と写真:増田満)
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