■最強「タルガ4 GTS」は最高出力450psから473psへブーストアップ
新型ポルシェ「911」に設定される高性能オープンモデル「911タルガ」の市販型プロトタイプをスウェーデン北部でカメラが捉えました。
ほぼフルヌードで捉えたプロトタイプは、「スポーツデザインバンパー」や「ポルシェエクスクルーシブスポーツエキゾチックシステム」が装着されています。またレッドキャリパー、高性能ブレーキシステムをカバーするセンターロックホイールなどかなりアグレッシブなエクステリアが見てとれることからも、上級モデル「911タルガ4 GTS」プロトタイプと見て間違いないでしょう。
初代が1966年に設定された歴史あるタルガは、当初ソフトトップでしたが、991世代からエレクトリック・スライディングトップ(電動でルーフを車体後部へ格納)へ変更されており、新型992世代でも継承される可能性が高いと思われます。これは後部ガラスの天蓋が上がり、ルーフのためのスペースを確保、数秒で再び閉じるシステムですが、新型では性能面での向上が見られるかもしれません。
ベースモデルのパワートレインは、3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は現行モデルの370psから380psへ向上。「911タルガ4S」では最高出力が420psから450psへアップすると見られます。そして911タルガ4 GTSでは、最高出力450psから473psへブーストアップされ、0-100km/h加速は過去最速の3.5秒と予想されています。
トランスミッションは7速MTを標準装備し、PDKがオプション設定となるほか、全輪駆動の標準装備も期待できそうです。
911タルガ新型は今年後半に導入予定のため、ワールドプレミアの場は、最速で4月、延期となっている上海モーターショー、あるいは9月のパリモーターショーなどが予想されます。
(APOLLO)