■フランス限定販売。ジェットブラックで塗装、キャビンにバーガンディ・レッドのナッパレザー使用
マツダは「NDロードスター」に、かつて販売されたユーノスに敬意を表した「ユーノス エディション」を設定、フランス市場にて限定発売することがわかりました。
「ユーノス」は、1989年から1996年まで存在したマツダのプレミアムブランドです。同ブランドには、GPSナビを世界で初めて搭載した「ユーノス コスモ」、巨匠ジウジアーロが絶賛した「ユーノス500」、4WSを採用「ユーノス800」、世界最小排気量のV型6気筒エンジンを搭載した「ユーノス プレッソ」などがラインアップされていました。
初代ロードスターは発売初年には日本で9,307台、翌年は世界で9万3626台を販売しました。ライトウェイトスポーツとして大ヒットとなったばかりではなく、後にホンダ「S2000」、BMW「Z3」、メルセデスベンツ「SLK」、ポルシェ「ボクスター」など多くのモデルに影響を与えた伝説のモデルです。
今回の「ユーノス エディション」は、1992年に発売されたユーノス ロードスター 「Sリミテッド」がモチーフ。ジェットブラックで塗装、キャビン内ではバーガンディ・レッドのナッパレザー使用、足回りにはレイズ製ブラックホイール、それを識別する専用バッジが付けられています。
パワートレインは、2.0リットル直列4気筒「SKYATCIV-G」エンジンを搭載、6速MTまたは6速ATと組み合わされ、最高出力181psを発揮。また安全装備では同社の「i-Activsense」システムを搭載、インフォテイメントユニット、ボーズ製9スピーカーサウンドシステムなども搭載されます。
残念ながら発売はフランス市場のみの限定110台で、価格は34,600ユーロ(約411万円)と高めの設定ですが、日本でこそ発売してほしいモデルと言えそうです。
(APOLLO)