3月9日からサポカー補助金の申請開始! ところで「サポカー」って何?

●満65歳以上を対象にサポカー購入を補助

「サポカー補助金」とは、経済産業省による自家用自動車を対象とした「安全運転サポート車普及促進事業費補助金」及び国土交通省による事業用自動車を対象とした「安全運転サポート車普及促進に係る自動車事故対策費補助金」の総称のことです。

「サポカー補助金」は、『安全運転サポート車の車両(新車・中古車)』購入補助と『後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置』導入補助の2種類の補助制度で構成されています。

対象は、令和元年度中に満65歳以上となる人(令和元年度中に満65歳以上となる高齢運転車を雇用する事業者を含む)です。

運転支援システム04
衝突被害軽減ブレーキは先行車や歩行者をカメラやレーダーで検知して作動させます
運転支援システム03
ペダル踏み間違い防止機能があれば、エンジンの出力を下げて発進できなくします

●サポカーSワイドの新車購入時に登録車は10万円、軽は7万円を補助

そのうち、サポカー購入補助の対象となるのは、以下の2点です。
1:歩行者を検知する衝突被害軽減ブレーキ付であること
2:ペダル踏み間違い急発進抑制装置がついていること

「1」と「2」を両方搭載している車両は、登録車だと10万円、軽自動車は7万円、中古車は4万円補助されます。

また、「1」の歩行者を検知する衝突被害軽減ブレーキだけを搭載している車両は登録車が6万円、軽自動車が3万円、中古車は2万円補助されることになっています。

つまり、「サポカーSワイド」に該当する車両を新車で購入すれば、登録車だと10万円、軽自動車は7万円が、中古車でも4万円が補助されるということになります。

運転支援システム02
車線逸脱防止機能は最近ではハンドルを操作して車線の中央を維持する機能もあります
運転支援システム01
先進ライトはフロントヘッドライトをハイとローを切り替えるだけでなく、照らしたい部分だけLEDを照射させる機能も含まれます

ちなみに、補助の交付は1人につき1台限りです。自家用自動車については、法人名義での購入は補助の対象外となります。

また、事業用自動車については、法人名義での購入は補助の対象となります。しかし、1事業者につき65歳以上の高齢運転者の人数を超える数の車両または後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置の補助の交付は受けられません。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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