フォルクスワーゲンが新型Golf GTI、GTE、GTDの3台を発表【新車】

■新型「Golf GTI」は最高出力245PS

フォルクスワーゲンは、ジュネーブモーターショーで披露される予定だった新型「Golf GTI」「Golf GTE」「Golf GTD」の3モデルを発表しました。

フォルクスワーゲン ゴルフ
新型ゴルフGTI、ゴルフGTE、ゴルフGTDを発表

8世代目となった新型ゴルフのアイコンモデルである新型「Golf GTI」は、デジタル時代に向けた最新のスポーツモデル。

ピュアで高効率、ハイテクなコンパクトスポーツカー。「GTI」のターボチャージャー付きガソリンエンジンは、180kW(245PS)を発生。組み合わされるトランスミッションは、新しいシフトバイワイヤーギアボックスを備えたDSGで、素早いギヤシフトを可能にするそう。

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新型ゴルフGTIのフロントビュー

また、スタイリッシュなLEDヘッドライトをはじめ、LEDテールライト、エクステリア/インテリアアンビエントライトを配するライト類も新型GTIを印象づける要素になっていて、外観では、「GTI」ウィングとハニカムグリルを備えたフロントバンパー、テールパイプを左右に配置した「GTI」ディフューザーが目を惹きます。

さらに、印象的なブラックサイドシルがフロントスプリッターとリアディフューザーを繋ぐラインを形成し、スポーティな雰囲気を演出しています。

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新型ゴルフGTIのインパネ

インテリアは、タッチコントロール、パフォレーテッドレザー、クローム/レッドのGTIバッジを備えた新しいマルチファンクションレザースポーツステアリングホイールの採用がトピックス。新世代「GTI」にふさわしく、デジタルコックピットと「GTI」専用モードを含む30色のアンビエントライトも用意されます。

■電動モードで約60km走行可能な新型「Golf GTE」

高性能プラグインハイブリッドの「Golf GTE」は、電動化されたスポーツカーという位置づけ。電動化による持続可能性とダイナミックなパフォーマンスを融合し、モーターを備えたターボチャージャー付きガソリンエンジンが搭載されます。

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新型ゴルフGTEのフロントビュー

180kW(245PS)を発生する「Golf GTE」は「Golf GTI」と同レベルのパフォーマンスを実現し、ゼロエミッションで市街地走行が可能。エネルギー容量が50%増加したバッテリー(13kWh)により、電動モードで走行可能な距離が約60kmに延長されています。

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高性能プラグインハイブリッドの新型ゴルフGTE

また、このプラグインハイブリッドシステムは、モーターのみを使用し、ゼロエミッションでの発進が可能。さらに、予測的に作動するハイブリッドコントロールシステムが搭載されています。

こちらは、GPSとルートデータをパワートレインコントロールに組み込んだ高度なシステム。さらに、「Travel Assist(トラベルアシスト)」が、アクティブステアリング、加速、ブレーキングにインテリジェントに介入し、ドライバーをサポート(作動速度は210km/hまで)。

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新型ゴルフGTEのリヤビュー

新型「GTE」には、外からは見えないエキゾーストパイプが採用されているほか、(「GTI」は左右に1本ずつ、「GTD」は左側にデュアルエキゾーストパイプ)、専用のインパネには、効率および走行可能距離を表示する「GTE」専用のデジタルコクピットおよびインフォテインメントシステムが組み込まれています。

■ロングツアラーの新型「Golf GTD」は、200PS/400Nmというスペック

新型「Golf GTD」は、長距離走行に向くツアラーモデルという位置づけ。高効率な「GTD」の新エンジンにより、長い航続距離を実現しているそう。搭載されるエンジンはディーゼルターボで、147kW(200PS)の最高出力と400Nmの最大トルクは、TDIエンジンを搭載した史上最もパワフルなゴルフになっています。

組み合わされるトランスミッションは7速DSG。また、ツインドージングダブルSCR触媒コンバーターが積まれていて、同システムは、先代モデルのTDIエンジンと比較して、窒素酸化物(NOx)を大幅に削減するそう。

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新型ゴルフGTDのフロントビュー

外観では、LEDヘッドライトを標準装備されるほか、オプションでLEDヘッドライトとの組み合わせによる照明付きラジエーターグリルストリップも設定されます。

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新型フォルクスワーゲンGTI、GTE、GTDのリヤビュー

また、「GTD」専用アイテムとして、ハニカム構造のエアインテークグリル、赤いブレーキキャリパー、照明付きラジエーターグリル、赤く光るスタートボタンが用意されます。

ほかにも、30色のアンビエントライトと新しいデジタルコックピットにより「GTD」ならではの雰囲気を演出され、シフトバイワイヤー仕様によるタッチ&スライド機能を備えた新しいスクリーンが乗員を迎えます。なお、上記3モデルの日本導入時期や価格については、現時点は明らかにされていません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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