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●万が一の事故だけでなく、ドライブ中の様々な状況証拠を残せるドラレコ
自動車事故の際に事故当時の状況を克明に記録できるドライブレコーダーは、昨年話題になった「あおり運転」の影響もあり、急速に装着率が高まっています。
今回は、ニーズの高まりが顕著なドライブレコーダーについて、選び方や取り付け方を解説していきます。
・昼でも夜でもしっかり映るものを選ぶ
人気が高まり、様々なメーカーが多種多様なドライブレコーダーを販売しています。機種選びには迷いが生じてきますが、まずは映像記録をしっかり残せるものを選ぶといいでしょう。
画素数、画角、FPS値を間違わずに選ぶことができれば、ドライブレコーダーとしての機能は十分に発揮してくれます。画素数は200~300万画素(FHD)、画角は水平画角が110度を目安に選びましょう。また、FPS値とは、1秒間に処理されるコマ数で、数値が大きいほど滑らかな映像になります。
画質にこだわらなければ、ハイスペックなものは必要ありませんが、昨今普及が進んでいるLED式の信号機の点滅周期と、ドライブレコーダーのFPS値が重なってしまうと、信号機の点灯状況を映せない可能性があります。商品説明にLED信号機対応と記載されているものを選択するといいでしょう。
また、HDR/WDRという、逆光の撮影状況でも白飛びした映像になりにくい機能を備えたモノであれば、天候や昼夜問わず、しっかりと映像を残すことができます。
・運転の邪魔にならず、しっかり撮れる場所につける
ドライブレコーダーの取り付けを行うにあたり、重要となるのが取り付ける場所です。運転していても、視覚的に邪魔にならず、ドライブレコーダーがしっかりと機能する場所に設置する必要があります。
おすすめの場所は、ルームミラーの後ろ側です。車両の中央に位置し、周囲を均等に撮影できる場所で、運転していてもドライブレコーダーが目に入らず、運転の邪魔にもなりにくい場所です。フロントガラスの上部20%の範囲を目安に設置するようにしましょう。
・ブラケットをしっかり取り付け、配線をまとめる
まずは、ドライブレコーダーを取り付けるための土台になるブラケットを、フロントガラスに取り付けます。両面テープで設置するものが多いので、貼り付けるガラス面をガラスクリーナーで綺麗にしておきます。汚れや油分が残っていると、しっかりと接着せず、走行中にドライブレコーダーが落ちてしまう要因になるので、ガラス面はしっかりと清掃しておきます。
ブラケットを取り付けたら、ドライブレコーダー本体をブラケットに装着し、電源コードをつないでシガーソケットに差し込みます。ドライブレコーダーを起動させ、映像を録画しながら、画角を調整します。映像の下端に自車のボンネットが少し映り込むくらいの角度に調整するといいでしょう。
ここまで設置できれば、ドライブレコーダーの取り付けはほぼ完了です。最後に、シガーソケットとドライブレコーダーとをつなぐ配線をまとめて隠していきます。内張の内側に押し込むように入れていき、Aピラーから助手席のドア回り、グローブボックスの下にコードを這わせていき、スッキリと収納しましょう。
ドライブレコーダーの配線をそのまま垂らしておくと運転の邪魔になり、走行中の不慮の事故にもつながるので、しっかりと配線は整理整頓しておくことが大切です。
人気のドライブレコーダーは、比較的簡単にDIYで装着することができます。ドライブレコーダーを装着して、安全で安心なカーライフを送ってみてはいかがでしょうか。
(文:佐々木 亘)