新型コロナウィルスの影響を受けるクルマ関連イベントまとめ

■鈴鹿モータースポーツフェスやモーターサイクルショーが中止に

依然として衰える気配をみせない新型コロナウィルス。感染拡大防止のため、観光施設や大型イベントの休止・中止が相次いでいます。

その余波はもちろんクルマイベントにも及んでいます。F1は第4戦中国グランプリが延期を決定したものの、それ以前の3戦も開催中止を検討中といわれていますし、全日本ラリーは第2戦の新城ラリーが無観客開催となりました。全日本ラリーは開幕戦の嬬恋も台風19号の影響でキャンセルされたため、ファンには残念な展開です。

ドリフトファン期待のD1GPは、先ほど、D1ライツシリーズ第1戦を暫定的に2週間延期、D1GP第1戦エビスはキャンセルして第8戦として11月14-15日に延期すると発表しました。

2月28日現在で、延期、中止、休館などがが決まったおもな自動車関連イベント・施設は以下の通りです。

・首都高横浜北西線ファンラン(2月29日):中止
・ホンダウェルカムプラザ(2月29日-3月13日):臨時休館
・トヨタ博物館(2月29-3月16日):臨時休館
・日野オートプラザ(3月1日-4月30日):臨時休館
・モースポフェス 2020 SUZUKA(3月7・8日):中止
・大阪キャンピングカーショー2020(3月7-8日):中止
・首都高横浜北西線一般公開イベント(3月8日):中止
・全日本ラリー選手権新城ラリー2020(3月13-15日):無観客開催
・ハイパーミーティング改 2020 In 筑波(3月15日):延期
・阪神高速大和川線開通記念イベント(3月20日):中止
・大阪モーターサイクルショー(3月20~22日):中止
・フォーミュラE第6戦三亜(3月21日):延期
・D1ライツシリーズ第1戦名阪(3月28-29日):4月11-12日に暫定延期
・東京モーターサイクルショー(3月28-29日):中止
・F1中国GP(4月17-19日):延期
・北京モーターショー(4月21-30日):延期
・D1GP第1戦エビス(4月25-26日):第8戦として11月14-15日に延期

普段ならば、モータースポーツ開幕も重なり、華やかな時期を迎える自動車業界ですが、今年は寂しい春となりそうな気配。1日も早い事態の回復を願いたいものです。

(文:角田伸幸)

※情報は随時変化します。必ず公式発表の確認をお願いします。

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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