過酷な舞台で性能を実証! トーヨータイヤが2020年のニュルブルクリンク24時間レースに参戦!

■強豪「NOVEL racing」のRC Fとスープラにタイヤを供給

ドイツ西部のニュルブルクリンクで、毎年5月に行われるニュルブルクリンク24時間レース。最近でこそ「グランツーリスモ」とかで手軽に走れるようになりましたが、1周25km、高低差300mという難コースを24時間走り抜く現実のレースは、今もって世界一過酷な耐久イベントです。

そんなタフな戦いに、トーヨータイヤが挑むことになりました。タッグを組むのは、レクサス「F」モデル向けの高機能パーツを開発・販売するレクサス専門チューナー「NOVEL racing(ノーベル・レーシング)」。2016年以来ニュルに参戦を続け、2018年にはSP8クラス2位・3位に名を刻んだ気鋭のチームです。

参戦風景
2018年の参戦風景(NOVEL racingホームぺージより)

トーヨータイヤは、同チームが2020年のレースに投入するレクサスRC FとトヨタGRスープラGT4向けのタイヤを開発・供給し、その勝利を強力にサポートする考え。開発にあたっては、トーヨータイヤの最新試験機で高速コーナリングの評価を蓄え、反映するとのことですが、ニュルブルクリンクで得られたデータそのものも、今後のタイヤの開発にしっかりフィードバックされるはずです。

参戦車両レクサスRC Fのイメージ
参戦車両レクサスRC Fのイメージ
GRスープラ GT4参戦車両のイメージ
GRスープラ GT4参戦車両のイメージ

欧州ツーリングカーレースの分野でも「TOYO TIRES」の名がいっそう広がることに期待したいですね。

(文:角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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