こ、この手があったか! キャディラック新型エスカレードは禁断の2ドアを採用!

■SUVの実用性を度外視した2枚ドアを装備、後部スペースを有効活用

米キャディラックは、フルサイズ・クロスオーバーSUV「エスカレード」新型を2月に発表したばかりですが、2ドアバージョンを大予想しました。

キャディラック エスカレード 2ドア
キャディラック エスカレード 2ドア 予想CG

エスカレードは、GMの高級モデルブランド「キャディラック」から発売されたフルサイズ・クロスオーバーSUVです。リンカーン「ナビゲーター」をライバルとして1999年に初代が登場、2代目は2002年に発売、映画「マトリクス」にも登場して話題となりました。その後はわずか4年で登場した3代目ではハイブリッドモデルも設定されています。2015年に登場した4代目ではGMの新型トラックプラットフォームを採用、日本市場へは「プレミアム」と「プラチナム」の2グレードが導入されています。

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キャディラック エスカレード

2019年12月に発表された第5世代では、自動車メーカーの車載ディスプレイとしては初めてとなる、38インチを超える湾曲した大型OLEDディスプレイや新世代インフォテイメントを採用、これまでなかった水平基調のヘッドライトなど内外とも大きな進化を見せています。また最新の磁性体サスペンションを搭載する「スポーツ」が2020年後半に米国で発売されることが決定しており、今後ハイスペックモデルなどの派生モデルも期待できそうです。

お馴染み「X-Tomiデザイン」に協力を得た予想CGでは、SUVとしは実用性を度外視した2枚ドアを装備、後部レイアウトは明かされていませんが、2シーターの可能性もありそうです。

自働車業界では、BMW「4シリーズ」のように、もともと2ドアクーペだったモデルの派生モデルとして、「グランクーペ」のように4ドアを設定するパターンはありますが、SUVで4ドアから2ドアへの展開は珍しいです。しかし多目的スペースを後部に持つ、大型2シーターSUVは可能性は以外と需要があるかもしれません。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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