クローズドコースなら刺激的な走りも楽しめる!? 横浜ゴム「iceGUARD6」を履くポルシェ718ケイマンで雪上走行

■低扁平のスタッドレスタイヤを履いたハイパワーモデルでの走行をチェック

横浜ゴムが開催したプレス向けのスタッドレスタイヤ試乗会には、ポルシェ718ケイマン(MT)に「iceGUARD6(IG60)」が装着され、スラロームコースを走るメニューも用意されていました。

タイヤサイズは、フロントが235/40R19 92Q、リヤが265/40R19 102Q。こうしたハイパワーモデルに、低扁平のスタッドレスタイヤを履かせても実用になるのを確認するのが狙いです。

ヨコハマタイヤ アイスガード6
ヨコハマタイヤの「iceGUARD6」を履いたポルシェ718ケイマン

同じコースをプリウス(4WD)で走らせた後だと、発進時に不用意に踏み込むとスリップし、またステアリングの舵角が大きくなると、リヤが横に流れます。

ヨコハマタイヤ アイスガード6
「iceGUARD6」をポルシェ718ケイマンに装着

それでも普通に走らせれば十分に実用になるレベルで、「iceGUARD6(IG60)」のトラクションの高さも確認できました。このように、速度が高く、あるいは舵角が大きくなると、リヤが滑るシーンはあるものの、制動力は高く安心して停まることができます。つまり、コーナーワークでは気を使うものの、発進・制動時には頼りになる印象。

ヨコハマタイヤ アイスガード6
数周だけだが、発進、制動ではポルシェ718ケイマンでも十分に実用になることが確認できた

「iceGUARD6(IG60)」のトレッドパターンは、イン側で氷上、アウト側で雪上性能に特化した非対称パターンが採用されています。こうしたハイパワーモデルでも「iceGUARD6(IG60)」の、3つの溝の交差点に三角スポットを採用し、確かな雪柱せん断力で雪上性能を向上させています。

ヨコハマタイヤ アイスガード6
タイヤサイズは、フロント235/40R19 92Q、リヤ265/40R19 102Q

こうしたロードクリアランスが低く、ハイパワーモデルで、しかもミッドシップレイアウトとなるとビギナーには厳しい条件ですし、高い運転技術は必須。それでも「iceGUARD6(IG60)」は、こうした低扁平に対応することで、高級車やスポーツカーのニーズにも応えています。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久、塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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