高校生のアイデアが実車になった! 「俺のリバティーウォーク」がアンベール

■大阪オートメッセ2020でお披露目された「俺のリバティーウォーク」の車輌

2020年2月14日(金)から16日(日)の3日間、大阪・南港コスモスクエアのインテックス大阪で開催された「第24回 大阪オートメッセ2020」。3日間で20万7479人(昨年は26万2277人)を集めて終了した。

第24回 大阪オートメッセ2020
「第24回 大阪オートメッセ2020」。今年も20万人が会場に駆け付けた

トミカ・スーパーシルエットスカイラインをER34で再現した「LB-ER34スーパーシルエットSKYLINE」を東京オートサロンでお披露目し、もっとも注目を集めたブースのひとつである「リバティーウォーク」は、大阪オートメッセにも出展。そして、未公開のR35 GT-Rをこの場で初公開した。

LB-ER34スーパーシルエットSKYLINE
トミカ・スーパーシルエットスカイラインをER34で再現した「LB-ER34スーパーシルエットSKYLINE」

その未公開のGT-Rというのは、リバティーウォークが開催した第一回モデルカーコンテスト「俺のリバティーウォーク」のグランプリ車両を実車化したというモノ。

俺のリバティーウォーク
俺のリバティーウォーク

「俺のリバティーウォーク」は、リバティーウォークとモデルカー専門誌とのコラボレーションで「いつかは乗ってみたい! 夢のカスタムカー」というお題で、日本のクルマ好きの子ども&若者たちにモノづくりの楽しさを体験する機会を提供するということでスタート。昨年8月1日から10月13日までの募集期間に約140台ものエントリーを集めている。

「俺のリバティーウォーク」グランプリ作品
「俺のリバティーウォーク」のGPに輝いた愛知県の神谷幸希さん(16歳)の作品

そして10月20日に発表されたグランプリ(賞金30万円)に輝いたのが、神谷幸希さん(16歳)が製作したカルソニックカラーの「R35GT-R」。そして、当初の予定通り1/1の実車化されて、この大阪オートメッセで出展されたのだ。

俺のリバティーウォーク
「俺のリバティーウォーク」実車化車両、メッセ初日はベールをかぶったまま

今年の大阪オートメッセは、金曜日からの3日間の開催。通常ならその発表は初日に行われるのだが、このR35GT-Rは、平日の初日ではなく、子ども達が休みとなる2日目、15日(土曜日)正午にアンベールとなった。

俺のリバティーウォークR35
モデルと同じく、きっちりと調色したうえで全塗装、内装もプラモデルを忠実に再現

グランプリを受賞したモデルを再現するため、きっちりと調色し、実車のR35GT-Rを全塗装。さらにシートやドアトリムなどの内装もモデルを忠実に再現。もちろんホイールなども合わせている。

俺のリバティーウォークR35
実車の周りにはコンテスト入賞モデル車両が並ぶ。ちなみに入賞者は下は6歳から上は59歳まで実に幅広い

実車化も終わってこのプロジェクトはいったん終了。しかし、もうすでに第2回の「俺のリバティウォーク」の告知がスタートしている。

俺のリバティーウォーク
グランプリの作品とともに展示されていたのは「U16(16歳未満)」グランプリの田代大和さん(6歳)のケンメリ

次回は3月1日から5月31日まで募集期間となる。前回のプラモデル・ミニカー・ラジコンなどの「モデルカー部門」に、今回新たに「グラフィック部門」が新設される。もちろん次回も「モデルカー部門」のグランプリに輝いた作品は実車製作となる。

第2回の発表は、8月8日のNAGOYA AUTO FESTIVALイベント内で発表となり、グランプリの実車お披露目は「東京オートサロン2021」となる。

この記事の著者

青山 義明 近影

青山 義明

編集プロダクションを渡り歩くうちに、なんとなく身に着けたスキルで、4輪2輪関係なく写真を撮ったり原稿書いたり、たまに編集作業をしたりしてこの業界の片隅で生きてます。現在は愛知と神奈川の2拠点をベースに、ローカルレースや障がい者モータースポーツを中心に取材活動中。
日本モータースポーツ記者会所属。
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