■MQBプラットフォーム採用で「ティグアン」以上のホイールベースに
VWの新型スーパサイズ・クロスオーバーSUV、『SMV』市販型プロトタイプを豪雪のスカンジナビアでカメラが捉えました。
SMVは、合併会社「一汽フォルクスワーゲン」により開発され、2019年4月の上海モーターショーでコンセプトモデルとして初公開されました。「MQB」プラットフォームを採用し、全長201インチ(5,100mm)というスーパサイズを特徴としており、同社のフラッグシップSUV「トゥアレグ」の4,878mmをも超えてVW史上最大のクロスオーバーSUVとなっています。
カモフラージュが重いためディテールは不明ですが、グリルのセンターに太いバーやコンパクトなコーナーエアインテークがみてとれ、専用のデザインが多く取り入れられているほか、コンセプトモデルで見られたリアのLEDストリップも採用されない可能性もありそうです。
コンセプトモデルでは、すべてのウィンドゥが塗られキャビン内は隠されていましたが、このサイズから3列7人乗りであることが濃厚です。コックピットは、布で覆われていますが、大型のインフォテイメントシステム、デジタルインストルメントクラスタを搭載、フラットボトム・ステアリングホイール、コンパクトなギアセレクター、フローティング・センターコンソールが採用されると予想されています。またシート、ダッシュボード、ダッシュボードにはアルカンターラを使用するなど高級感を感じるインテリアとなりそうです。
市販型のパワートレインは、最高出力295ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジンのほか、2.5リットルVR6ターボTeramontエンジンの設定も噂されています。トランスミッションは7速DCTで駆動方式は全輪駆動のみと思われます。
市販型のワールドプレミアは、最速で4月の上海モーターショー、あるいは2020年後半と予想され、2021年末までに中国市場で発売開始となりそうです。
(APOLLO)