バイクは一人で走っても、仲間とみんなで走っても楽しいもの。
前回は一人でのツーリング、ソロツーの魅力を解説しましたが、今回は複数人でのツーリング=マスツーリングの魅力をご紹介します!
丸一日のツーリングで移動する総距離って大体平均すると300km前後が多いと思います。
朝から晩まで走って(食事や休憩含めて)この距離ですが、これを一人で走っていると結構退屈します。常に適度なコーナーが続いていたり、景色が良かったり、何かしらバイクを満喫できるポイントがあれば良いんですが、そういう所って300km中100kmあれば良い方。
特に高速道路はほぼずっと直線なのでPAで休憩を挟みながらでも退屈します。
しかし、一人で走ってる時の退屈と仲間で走っている時の退屈は別物。常に誰かと一緒に走ってることで退屈な部分も和らぎ、ツーリングスポットを走っている時や後々のバイク話で盛り上がれるので、結果的に一人で乗っていてもみんなで走っていれば場所に関係なく楽しめるものです。
バイク仲間と何度かツーリングしていると「あのツーリングの飯美味かった」とか「あの時の景色凄い綺麗だった」とか色々思い出が残ってきます。
これは一人では中々できない部分。こういう話でその場でも、後々も盛り上がれるからこそマスツーリングって楽しいんです。
もちろん、どんな人と走っても必ず楽しい、とは言いませんが、ある程度走り方や好みが合う仲間とのツーリングはより深いバイクの思い出になります。
僕もこれまで3人〜10人以上のマスツーリングなどに参加していますが、一人で走るとはまた別次元の楽しみがありました。こういう時の思い出って数年後でも同じテンションで盛り上がって話せるのでマスツーリングならではの魅力だと思います。
マスツーリングは基本千鳥走行と言って左右に別れて隊列を組んで走ります。一人で走っていると普通ですが、隊列を組んで走ると一気に集団感が増して「ツーリングしてる感」が味わえるんです。
走りに行ってる時点でツーリングしてるわけですが、ここで言う”してる感”はまた別の話。隊列を組んで走るなんてツーリングでもない限り味わえないのでいつも走り慣れてる道でも少し違った新鮮な感覚で走れるんです。
バイクは基本一人で乗るものなのでみんなで走っていても走っている真っ最中は一人なわけですが、最近ではインカムと呼ばれる走行中でも仲間と話せるシステムがあります。
これが結構便利でモデルによっては会話はもちろん、音楽を共有できたり、録音できたりするインカムも。休憩の合図やトラブル時などでも活躍してくれますが、そもそも走りながらでも仲間同士話せるのは楽しいもの。
それが好きな人、嫌いな人いると思いますが、好きな人ならより充実したツーリングになるはず!
前記したような高速での退屈な時間も気にならないし、常にみんなで走ってる感があるのでバイクにあまり慣れていない方でも安心して走ることができます。
マスツーリングは個人が主催しているものからバイク屋さんなどのショップが主催しているツーリング、SNSで集まったツーリングクラブなど様々な種類があります。
普通に走っているだけでは仲間を作るのは難しいですが、仲間を募集しているグループに参加すれば自然とバイク仲間と出会う事ができます。
特にショップが主催のマスツーリングはルールや走り方などもしっかりしていることが多いので初心者でも安心。
平たく言えば「一緒に走った人」ですが、バイクで一緒に走ると何故か普通に出会うよりも強い絆が生まれることがあるのでバイク仲間を探している方は是非参加をオススメします!
マスツーリングはグループそれぞれにある程度のペースがあります。どのくらいの距離で休憩したり、速度は大体50kmくらい、など先頭の人が決めて走るので、実質後ろの人は前の人に着いていくだけ。
それだけでしっかりツーリングできてしまうので自分のペースさえよくわからなくても安心して走ることができます。
しかし極稀に走り屋系ツーリングチームやぶっ飛び系ツーリングチームなどもあり、常に強烈なスピードでツーリングするグループもあります。
そういうグループは大体新規募集していませんが、ある程度自分の技量やペースに合った仲間と走ることをオススメします。
ツーリングってしっかり考えないと必ずしも楽しい事ばかりではありません。天気もあるし、人それぞれ走れる限界があるためそれぞれがちょうど良くバイクを楽しめた時に楽しいツーリングになるんです。
しかしこれは酸いも甘いも味わったライダーじゃないと楽しいツーリングは計画できません。マスツーリングを主催している人は大体バイクに慣れている人なので、まずは参加してツーリングの楽しみや走り方を教えてもらうのも手だと思います(僕も最初そうでした)。
マスツーリングで味わえるバイクの楽しみはソロツーとは全く別の魅力があるもの。バイク仲間と楽しいマスツーリングに行ってみてください!
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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