■ベースはカングー。2020年内にデビューで価格は100万円以下に
ルーマニアの自動車メーカー「Dacia」(ダチア)が販売するLCV(小型商用車)、「DOKKER」(ドッカー)次世代型をカメラが初めて捉えました。
ダチアは、ルノーが新興国向け低価格車ブランドとして1966年に設立したメーカーです。1980年代中盤には一旦ルノーから独立し、自社モデル「ダチア500」を開発・発売しました。
しかし業績が悪化すると、1999年にはルノーが株式の過半数を取得、傘下に入れて経営再建に乗り出しました。2004年には、ルノー各車からコンポーネントを共有する4ドアセダン「ロガン」を発表、6000ユーロ(約72万円)という驚異の低価格で発売しました。
ドッカーは、ルノー「カングー」現行型をベースに開発され、2012年に発売。2名乗りの商用バンと、2列シート5名乗りの乗用ミニバンの2種類が設定されています。
8年ぶりとなる次期型では、ヘッドライトなどフロントマスクは独自デザインが予想され、ボディシルエット、サイドミラーのデザインなどは、6月に捉えた新型「カングー」プロトタイプとそっくりなことがわかります。
決定的に異なるのは、カングーになかった排気口が装着されており、内燃機関エンジンであるということ、ホイールナットがカングーでは5穴だったのがドッカーでは4穴だということです。
パワートレインには、LPGモデル、ガソリンのほか、いくつか出力バリエーションを持つ、1.5リットルdCiディーゼルエンジンがラインアップされます。
ワールドプレミアは、2020年と予想され、100万円以下での発売は確実と思われます。
(APOLLO)