BMW・7シリーズの次期型は新開発レーザービーム照明技術を採用

■ついにフルEV版も設定され、2022年にもデビュー

BMWのフラッグシップ・セダン「7シリーズ」の新型プロトタイプをカメラが再び捉えました。

BMW 7シリーズ外観_012
BMW 7シリーズ 次期型プロトタイプ

キャッチした2台の開発車両は現行型のボディをまとったテストミュールです。しかし、その1台には「Electric Test Vehicle」のステッカー(電動テスト車両)が貼られており、EVモデルの可能性が高いようです。

またヘッドライトとテールライトにはカモフラージュがほどこされており、最終デザインは不明ですが、新開発のレーザービーム照明技術が採用されると予想されています。

BMW 7シリーズ外観_014
BMW 7シリーズ 次期型プロトタイプ

初めて捉えたコックピットは、センターコンソール上部が布で覆われており、おそらく最新世代のインフォテイメントディスプレイを隠している可能性が高いでしょう。残りの部分は現行型のままですが、今後着手されるはずです。

BMW 7シリーズ内観_001
BMW 7シリーズ 次期型プロトタイプ

パワートレインも大きな進化をみせます。内燃機関では、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジン、及びディーゼルクワッドターボエンジン、4.0リットルV型8気筒ガソリンターボエンジンが中心となり、V型12気筒エンジンは段階的に廃止の方向だといいます。

代わって3.0リットル直列6気筒ツインターボ+電気モーターのプラグインハイブリッドを筆頭に、初のフルEV「i7」と「i7 S」など電動化の充実がみられそうです。「i7」では「i4」と共有する80kWhのバッテリーを搭載。高性能i7 Sには120kWhのバッテリーを搭載し、最高出力は670hp以上、フル充電による航続距離は434マイル(約700km)と噂されています。

BMWは、2022年半ばにも7シリーズ現行型の生産を終了すると伝えられており、その年の初めには次世代モデルがデビューすると予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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