摂氏マイナス40度でもスイスイ走る! メルセデス・ベンツの新型EV「EQB」をキャッチ

■EQ第4弾の最大航続距離は500km、7人乗りは登場するのか?

メルセデス・ベンツは、新型「GLA」をベースとすると見られるEV「EQA」を近く公開すると発表ましたが、その兄貴分となる「EQB」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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メルセデスベンツ EQB 市販型プロトタイプ

「EQ」は、電動モデルに特化した新ブランドで、第1弾が「EQC」としてデビューしました。第2弾には「Vクラス」ベースの「EQV」をラインアップ、第3弾が「EQA」となります。

当初そのネーミングからも「Aクラス」ベースとみられていましたが、プロトタイプのボディスタイルから「GLA」ベースの可能性が高いようです。そして第4弾となるのが、「GLB」をベースとする「EQB」です。

摂氏マイナス40度とも言われる厳冬のスカンジナビアに姿を見せた開発車両は、GLBから継承されるボクシーなスタイルが見てとれます。しかし閉ざされたラジエーターグリルやエキゾーストシステムを持たない改良されたリアディフューザーなど、ゼロエミッションの性質が反映されています。またヘッドライトがわずかに再設計されているようで、内燃機関モデルとの差別化が図られそうです。

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メルセデスベンツ EQB 市販型プロトタイプ

プラットフォームには、「EQA」と共有する「EVA II」アーキテクチャを採用。150kW(204ps)、200kW(272ps)、250kW(340ps)という3つのパワーがラインアップされる可能性があります。

1回の充電による航続距離は、最大310マイル(500km)と予想され、実用性も高いEVオフローダーとなりそうです。但し、バッテリーがフロアのスペースを占める割合が大きいため、GLBに設定される7人乗りオプションが設定されるかは微妙と言えそうです。

プロトタイプからも生産ラインに投入する準備が整っているように見えますが、2020年下半期以降までデビューする予定はないといいます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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