●毎年恒例となりつつあるレストア車輌の出展。今年は渋いチョイスの4台
近年、東京オートサロンのエンドレス・ブースでは、必ずピカピカにレストアされた旧車が並んでいる。これまでも複数台の出展はあったが、今年はなんと4台ものレストア車両が出展となった。
今回並べられたのは、フィアット・ヌオーバ500、日野ルノー4CV、ダットサン・フェアレディSP311、日産シルビアの4台。いずれもクルマ好きには必ず刺さる車両たちで、渋いチョイスと言える。
「朽ち果てていくのは忍びない、直してあげたい」という思いで始まった、このレストア・プロジェクト。当初は「社長の道楽?」という見方も一部でされていたが、徐々にこの活動が認知されるにつれて、問い合わせや車両の譲渡などが相次ぎ、昨年だけでも年間6台近いレストア作業が進められているという。
懐かしいクルマだが、フルレストアをしながらもエンドレスの最新技術が盛り込まれているクルマたちはレストアが終了すると、登録をかけてナンバーを取得し、実際に公道を走れるような状態になっているという。
しかし、なかなかその走行を公開する機会にも恵まれず、もっと普段から多くの方に見てもらえる環境を用意したいという思いがあるという。実際にエンドレスアドバンスのある長野県佐久市周辺で土地を探しているという話もあるようで、近い将来にミュージアム設立という可能性もなくはないだろう。